登場するご家族はご両親と妹さんらしき人、寂しそうにしているメノウ。
飼い主の恵利子さんは元なでしこリーガーで、引退後地元の工場に勤務しながらメノウと暮らしていた。恵利子さんは地震のあとの津波に巻き込まれ３１歳でこの世を去った。

震災当日工場に居た恵利子さんは「今家に帰る途中、（メノウ）大丈夫かな」「道とか所々やばい」というメールを別の場所に居た家族に送った。このメールの十数分後に津波が町を襲った。恵利子さんの家は海の近く。震災から３週間後、家から５００ｍ離れた所で遺体で発見され、同じ日にメノウが助かってるかもしれないという連絡を家族が受ける。メノウが待っていたはずの家は半壊状態。恵利子さんの遺体が見つかった場所のすぐ近くでメノウは保護されていた。

家族はメノウに聞きたいことがたくさんある。家へと向かった恵利子さんがメノウに会えたのか、最後にどんな会話したのか。どんな最後だったか。メノウが知っているのなら聞きたいと。

ハイジは震災の日のことをメノウから読み取ろうとするが伝わるのは大きな騒音ばかり。きっとあの日のことを思い出すのはメノウにとっても恐ろしい事。

もう少し時間をください。ハイジがさらに意識を集中すると少しずつイメージが見えてきた。

おそらく地震前、メノウはケージの中で気持ちよさそうにウトウトしている。母「いつもゲージに入れて出かける習慣でした」だけど突然目が覚めた。地面が家が浮き上がって叩きつけられた。メノウは自分に何が起きたか分からなくてケージに顔を押し付けて叫んだ「ここから出して！」そのうち地震がおさまって静かになったがメノウは体の震えが止まらなかった。どんなに叫んでも誰も助けに来なかった。

しばらくしてあわてたような足音と女性の声がメノウに近づいてくる。その人はケージを開けてメノウを強く抱きしめ、何度も「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と声をかけてくれた。母「恵利子だと思います」涙を流すご家族。彼女はまるでトレーニングをするような格好、上は明るいブルーを着ている。母「発見された時水色のジャージを着てました」

メノウはとっても安心して、体の震えがおさまっているのが分かった。でも突然ものすごい音がして窓が割れ水が塊のように飛び込んできた。何が起きてるか分からないままメノウは水に飲まれ上も下も分からない。

だけどメノウは何かに包まれたような感じがした。そのうち空が見えて自分が恵利子さんに抱きしめられてることに気付いた。だけど恵利子さんはまるで眠っているようできっと意識を失ってもメノウを離さなかった。それから眠っていた恵利子さんの体が沈み始めた。メノウは苦しくて苦しくて抜け出すしかなかった。なんとか流されていた車の上にたどり着き、恵利子さんの姿を必死に探したけど見付からなかった。

津波のあと湖のようになった街。水が引いたのは丸一日たった翌日。動けるようになったメノウは恵利子さんを必死に探し瓦礫の下に居た恵利子さんを見付けた。メノウは恵利子さんに向かって瓦礫の町に向かって何度も吠えたが人の気配は全くなかった。長い時間が過ぎて寒さと空腹で体が動かなくなった。それでも恵利子さんのそばから離れなかった。「起きて！起きて！」って吠え続けた。

妹さん「メノウありがとうねオネェ探してくれて。（恵利子さんの）そばにいてくれてありがとう。ありがとう。」メノウをなで顔をうずめる。衰弱しきったメノウが保護されたのは震災から１０日以上過ぎてから。その間ずっと飲まず食わずで恵利子さんのそばにいたメノウ。

メノウは保護されてから皆さんにずっと思い続けてることがある。それは「助けられなくて　ごめんなさい」

父「そんなことないからね、メノウ」妹さん「全然悪くないからね。メノウは頑張ったんだよ」ハイジが感じたのは恵利子さんとメノウの絆の強さと最後までメノウを救おうとした恵利子さんの想い。できるだけメノウのそばに居て触れてあげてください。そして少しずつでいいから恵利子さんの思い出をメノウと一緒に分かち合ってください。

絆に感動したので細かく伝えたくなり長くなりました。私はこの番組を毎週見てないのですがハイジさんのコーナーが大好きです。ROSAさん教えてくださってありがとうございます。

このような事実を教えて下さって、有難うございます。

海外在住で、日本の大地震に関しては複雑な思いを抱いて過ごしてきました。近くに住む友人もボランティアをしたい！と願っていたのですが、家族もいてそうもいかず鬱っぽくなっていました。

こういう真実があった事を教えてくれたハイジさんに、お礼を申し上げたい気持ちです。

おもいきり横ですみません。

ハイジさんのことは超能力の一種ですごく興味があります。

もし皆でドッキリカメラ風にはめたらどんな結果になるかわくわくします。犬の心が読めれば簡単に見破ることができますので特に問題はないと思いますが。

せっかく皆さんが感動しているのに超能力かどうか確かめるのはやはり悪趣味ですか。

実は昔、路上で新聞の写真が簡単にコピーできる魔法の液体を売っているおじさんが居て、その前で「こんなの石鹸と油を混ぜたら簡単にできる」と言って追いかけられた経験があります。他人のビジネスを軽い気持ちで確かめたりすることは、やはりいけないことでしょうか。