新卒の就職内定数は二桁が当然。

内定者の囲い込みにディズニーランド（貸切）無料招待。

大学の先輩からの接待三昧。

タクシーが拾えずに一万円札を手に持って”ひらひら”とやってました。

社会に出たら一晩５０万の接待を受けた。

チョイ横気味ですが、入社式がディスコや豪華客船なんてのもありました。
そこの社長の息子が数億するスポーツカーを事故で炎上させ、
インタビューで”また買ってもらえば良い”との発言（笑

バブル期に20代でした。

よくテレビ関係者がバブル期の華やかさを話しますが、あれはテレビ関係者だからこそです。

一般人、東京でも地上げ等に関わりのない場所に住んでたら、特に恩恵はありませんでした。

無論、世の中全体には活気はありましたよ。
でも、インフレの分、食べ物も服も何もかも高かった。
家なんて、一億以上出さないとなかったし、一生買えないと思ってました。

不動産、マスコミ、広告代理店とかの派手な様子がフィーチャーされすぎ。

個人的には、今の若い人の方がずっと恵まれてる気がしますよ。

ＴＶでやっているのは、ごく一部の人達の事です。
まさか、皆が扇子持ってお立ち台に上がっていたと思わないでくださいね。
誰もが全てそう言う事をしていたのでは無いです。
私は一般会社員でしたが、会社員だったら普通の生活しかしてませんよ。
ＴＶはその最たる部分を面白可笑しく放送しますからね。

ただ、仕事だけは山の様に降って来て、毎日200本の電話を取り、
残業し、馬車馬のように働き、今の様に保護されてませんから、
あっという間に体を壊して退職していく人が山の様にいました。
私自身、毎日馬鹿見たいな量の仕事がデスクに積み上げられ、
電話回線はいつもパンク状態で何をしているか分らなくなるくらい。
お給料は新人でしたから安いもんです。
今みたいに100円ショップも無いし、何でも定価で買う様な時代でしたから、
生活費はそれ相応に掛りました。
「24時間戦えますか」と言うＣＭが流行ったのもその頃です。

唯一良かったと思えるのは、仕事で沢山失敗をさせてもらった事。
泣く時間も無く「仕事で取り返せ！」と言われ、必死で仕事しました。

とにかく、毎月前年比、予算はクリアし続けました

土日のレジの当番になったら恐怖で前の晩は寝れなかったです
朝開店と同時にザ～っとお客様入館、レジガンガン打ちまくり、閉店後もお客様がゾロゾロいて中々帰れなかったです

当時人気のあったブランドの担当だったのですが、商品が間に合わず、朝からその弁明の繰り返しでした

今のようにネット通販、オークションなど無かったので現場に足を運んで買うという入手方法しか無かったから
なお更だったのでしょう

DVDをレンタルして『バブルへＧＯ！』を見てください。
広末涼子と薬師丸ひろ子が親子役で出てます。

嘘みたいな話だけど本当だったんですよ。見ててなつかしかったですもん。

オススメ！

貧乏学生→フリーター→デザイン系見習い　という感じで過ごしていたので、自分がウハウハしたことはほとんどありませんでした。

貧乏時代、仲間と「今日はいい店でランチを食べようね」と張り切って出かけたら、隣にいたOLさんグループがとてもバブリーで、「私たちのボーナスは5か月ぽっちだけど営業部は10か月らしい」「自宅だけど住宅補助は5万円もらっている」とか、私達には夢のような話が耳に入ってしまい、なんだか気持ちが沈んですごすごと帰ったことがありました。私たちのお給料は10万円ちょっとでした…。

良い事と言えば、その後、中小企業に就職したら、給料はそれほど良くなかったけど色々なスクールの料金を会社がすべて出してくれて、色々なスキルを働きながら身に着けました。それは退職した今でも役立っているので、当時の企業の太っ腹ぶりに感謝しています。その会社も、今は非正規の人ばかりで、社員教育とかには手が回っていないそうです。

儲かってたのは一部の人かなあ。
ただ、景気は良かったので、お金が無くてもそのうち良くなるさという気分が世間全体にはありました。
バラ色じゃないけど、まあ、明るいよね、みたいな。
就職先は大学４年生で決まるのが当たり前で、決まらなくても「ああ、そうなの」でしたね。
しばらく海外ぶらぶらという人もいました。
何やってても生きていけるみたいな、楽天的な空気がありましたね。
そういう意味では、今の大学生は大学生活も４年間満喫できなくて、ちょっと気の毒だなあって思います。

宝飾売り場にいました。クリスマス時期には３～１０万の宝石がホント飛ぶように売れました。

飲みに行けば、タクシー代と１万円知らないおじ様にもらった事があります。

でも、今バブルの頃の写真は見たくない。
センスなしの服、髪型、化粧。

やはり異常だったんですよ。

どんなにいい加減に生きても、ずっとフリーターでも無職期間が長くても、運が悪くても、飢え死にだけはしないだろうって思ってました。
多分、そんなふうに思っていたのは私だけじゃないと思います。
でも今は飢え死にすることもありますよね。

ちょうどそのころ二人の子育て真っ最中だったので
バブル期を享受する暇はありませんでしたが
しつこく購入を勧められたけれど断ったある銘柄の株がみるみる値上がりして20倍ぐらいになり
ポンと新車が買える値になったことは忘れられません。
すぐ暴落して紙切れ同然になるのも早かったので、素人が買わなくて良かったかもしれませんが
無理して一株買って一番高い時に売っていれば～と時々後悔しています。

それから普通のお正月雑誌の広告欄に、金箔仕上げの百人一首セットというのが
「\1,000,000」というお値段でさりげなく載っていました。

もう一つは「ただの○○に見える私、こう見えて実はフランス絵画のオーナー」という投資のcmが盛んに流れていたのを覚えています。