アンパンチはアンパンマンだけのもの。君がしたらアンパンチではない。
ばいきんマンは「はひふへひ～」と飛んでいくが、友達は楽しげに飛んでもいかない。人間は人間をたたいたり、パンチしてはいけないの。それは暴力っていうのだよ。暴力はどんな時もやってはいけない。だからしかられるし、謝らなければならないのだよ。

マンガと現実（人間）が違うことくらい話せばわかります。

時には間違うこともある。そして、あれはマンガだ。と、大人な説得を試みては…？お母さんは、暴力は基本的にいけない事だと思う。とか。皆間違ったことを時にはするもの。失敗しながら経験値を積んでいく。失敗するたびに暴力を使ってたらどう？嫌でしょ？平和な世の中にするには、暴力はいらない。…とかは？
別に子供のいう事にいちいち過剰反応しなくても良いのです。聞き流してしまってもＯＫ．

アンパンマンは、お友達には絶対アンパンチしないよ！バイキンマンが悪いことした時だけするんだよ！
○○君もお友達にアンパンチされたら痛い痛いでしょ～？
で、どうでしょうか。
バイキンマンだって、悪いことをしなきゃアンパンチはされないんですよね(笑)

お友達のこと叩いちゃったら悪い子だから、あなたがバイキンマンみたいね。
ママがアンパンチして退治しちゃおうかな？
アンパンマンはうさこちゃんやカバオ君が悪いことしてもアンパンチしないでしょ
それをいじめるのはバイキンマンだもんね
といって、アンパンチといいながら本当に軽くグーでちょいちょいすると
うちの子にはかなり効果があって、かなり泣きます。

そこで、アンパンチされると嫌でしょ？
お友達だってかなしくなるよ、やめようね　と言ってます。

とても興味深いトピで、私だったら…と考え込みました。
自分もアンパンマンと同じ正義の味方！とパンチ繰り出しちゃうんですね。
私なら「アンパンマンがパンチするのはバイキンマンだけだよ。だから、○○くんもこれからはお友達にはアンパンチしないで、このバイキンマンをやっつけてね」と言って、パンチできる起き上がり人形などを渡す。
→代わりの物を用意して、行為の範囲を限定するのはどうでしょう？


もしくは、「アンパンマンはバイキンマンにパンチしたらみんな喜ぶけど、○○くんがお友達にパンチしたら、お母さんは悲しいな」
→アンパンチは悪者をやっつけてかっこいい！という気持ちを、大好きなお母さんを困らせたくないという気持ちに転換させる。「友達がパンチされて悲しいよ」は、相手を悪者と思っている以上あまり効果はないのでは？と思います。

アンパンマンは、相手がバイキンマンであってもいきなり暴力はふるってません。
「バイキンマン、やめるんだ。そんなことしちゃいけないよ！」
そういう台詞がはいってますよ、たいがい。
乗り物ごとふっとばすのは結構遠慮なくやっちゃってるところがありますが・・・遠くに飛んでいくだけで、そんなに害はなさそう。
で、子どもに教えたときは
「アンパンマンは強く叩いてるように見えるけど、バイキンマンも強いからそんなに痛くないし、怪我もしないんだよ。○君はバイキンマンじゃないから、叩いたら痛いし怪我するでしょう？やめてっていって聞いてくれないときは、叩かないで、先生を呼ぼうね」
でした。
叩くのはすべて悪ということにすると、格闘技もダメになっちゃうので。

自分を犠牲にしてまで人々を守るのがヒーロー…じゃなかったかな？
やなせたかしさんがいうヒーローというのは。


息子さん、自分が傷ついてまで他人を守れるんですか？
一方的な暴力はヒーローではないですよ

難しい話ですけどね

娘が3歳幼稚園入りたての頃、正義漢ぶって友達に対して(自分が子供を叱る口調そっくりに)怒ったり注意してました。
自分がされていやなことへの抵抗や遊んでいる際にとっさに出る言葉くらいならいいですが、娘は自分の遊びを放り出してまでトラブルに首を突っ込みに行き悪いと思う方に叱る言葉をいいにいくようになりました。その頃よく「叱るのは大人の仕事。泣いている子がいたら助けたり先生に言うことは大事だけど、叱るのは大人がするからあなたはしなくていい」と言っていました。「でもあなたに嫌なことしてくる子がいたら怒っていいよ」とも。
あんぱんちなら「子供にはまだあんぱんちはできない。正義の味方はいいことと悪いことがよくわかってる人がなれるもの」って言うかな。
とにかく「お友達はぶってはいけない」で通すかな。子供に響く方で。
「あなたはアンパンマンではないし、お友達はバイキンマンではない」もいいですね。
年少くらいになれば、男の子は戦いごっこ的な遊びをきちんとごっこ遊びとしてやっています。フィクションと現実の違いもそろそろ理解してくるころだと思います。

アンパンマンがアンパンチをする時は誰かを守る時だけだよ。
自分が気にいらないからって無闇に誰かを殴ったりしない。

パンチは大切な人を守る時にしかしちゃいけない。


といった具合に暴力とケンカの違いを教えれば良いのでは？

アンパンチはバイキンマンを殴りません。
アンパンマンはいつもバイキンマンの乗っているバイキンＵＦＯにパンチしています。
パンチされたバイキンＵＦＯに乗ったバイキンマンは「バイバイキーン」と言いながら飛んで行きます。
そのあとをドキンちゃんが「あーん待ってよバイキンマン」と言いながら追いかけます。
このようにアンパンチはバイキンマンを追い返すだけの技なのです。