毎年この時期に発売される、銀色夏生さんの「つれづれノート」。今年もさっそく読みました。
私は真ん中の巻から読み始めたので、成長をさかのぼったり飛ばしたりしたのですが、ここ2年は毎年の楽しみになっています。
なんてことない日記エッセイですが、なにげない日常の中で銀色さんの考え方や、食べたものがすごく興味深くさらっと書いてあり、同じ年のを何度読んでも新しい発見があります。子供たちの素朴で現実的な行動や発言も、銀色さんの表現によってすごくおもしろいし、雑な挿絵も味があって楽しみです。
それに自分で考えてたぼんやりした思いも、「あっ私もそう思う」と感じることもあり、読み終わると「私も私で好きなことをやっていこう」と何故か自由な気持ちになります。
今年は挿絵もぐんとへり、考えも深いところへ向かっていっているように感じました。東京在住なので引越してしまったことは、すこし残念に思うのですが、他人の人生なので自分の希望通りにはいかないのも、なんだかおもしろいです。
「つれづれノート」の好きな方いませんか?
トピ内ID: