長寿の家系で、死は遠いものでしたが、親が病気で若く死にました。
私は大学をやる気もなく出て、大して考えもせず就職したその時でした。

衝撃なんてものではなく、ひと月泣きくらした後こう考えました。
もし、親と同じ歳で若く自分が死ぬことがあっても、後悔ややり残したことは一つもないようにしよう、そう心に秘めました。

人の半分の人生しかないなら、といつも考えて生きてきました。
仕事は幸いなことに成功し、同業の４倍を超える規模になりました。僅かな隙間をぬって世界中を旅しました。親は、定年後にあちこち旅行することを楽しみにしていたけれど、在職中だったので、どこに行くこともなく、働きづめで亡くなりました。

子供もいます。もう、体が持たないと思うこともあったけど、その思いが私を動かしました。

親の亡くなった歳に、近づきつつあります。どこも悪いところはないけれど、その年齢で死ぬことがあっても、私は十分、余りにも恵まれた人生であったとはっきり言えると最近そう思っています。

良いことだけではありませんが、日常の小さな幸せの積み重ねこそ、大きな幸せと思っています。

東日本大震災で被災し、ライフラインが死んでたので、
ずっと給水に並ぶ生活でした。
その間髪は洗えず、ベタベタ状態。
痒くて気持ち悪くて大変でしたので、ライフラインが復旧して
お風呂に入れた時は死んでも良い～♪と思いました。

平凡で平坦というのは、
簡単に手に入るようで意外とそうではないものです。

一見何気ない毎日ですが、
それを失ったときに、改めてもの凄く幸せな日常を送っていた。
ということに気づかされるものです。

「幸せ」というのは感じるというより、
何気なくそこに存在しているものの中に
ぼんやりとあるものだと私は思っています。

私もわりと平凡な人生を送ってきてつまらないなぁ。
と思うこともありますが、
それらを失ったときの辛さを知っているので、
いつも周りにいてくれる主人や周りの人に感謝する気持ちを忘れないように
心がけていますよ。

ですが、そうですね。
宝くじの1等などが当たると「死んでもいい」と思えるかもしれませんね(笑)

好きな事をして、やりたいと思った事には全力で取り組んで、
「私いつ死んでも楽しい人生だったと胸を張って終われるわー」と思ってました。
が、結婚して妊娠したら変わりました。
夫ともっと色々楽しい事をしたい。
お腹の子が成長していく姿を見たい！
どんどん欲が出てきて、今死んだら後悔ではないけど、未練が残るだろうなぁと思ってます。
子供が成人して結婚して家庭を持つようになり、また人生を自分の為だけを考えて過ごせるようになった時、
悔いも未練も無い！と思えるのかな・・・と思っています。

名古屋からパリに向かう飛行機から富士山を見たとき。
ニューヨークでミュージカルを観た後ワインを飲んだとき。
カナダのアルゴンキンで紅葉を観たとき。

つらい苦労もあまり体験していない代わりに、
ものすごく強く『幸せ!』と感じる瞬間もない。

人生って、つまり、そういうことだと、思います。
言い表せないほどの、どん底を経験し、
時間がたって、何も解決してないけど、まぁなんとか日常らしいものが戻ったとき。

子供たちが楽しそうに友達と遊ぶ声を、きいた瞬間。

ああ、私は今死んでも後悔はない、って思いましたよ。

けして、キャリア絶好調の時に、 恋人と食べたクリスマスのフレンチ料理ではありませんでした笑

子供を出産した時が一番幸せでした。

今まで、死ぬほど幸せと感じた事は出産以外ににないです。

死ぬほど苦しい思いは沢山しましたが・・・

人生後半ですが、平々凡々の生活が一番いいですね。

やっぱり一人目の子供を産んだときですね。

不妊と言われて治療をしても効果なく、諦めたあとの自然妊娠。
悪阻はしんどかったけど陣痛さえ嬉しくて、産まれた直後は「あぁもう死んでもいい」と思ったほどの充足感でしたね。

二人目、三人目のときはそこまでは思わなかった…(子どもたちゴメン)

今はもちろん、子どもたちのために「今は死ねない」と思いますが、新築の我が家で家族５人と猫二匹で大笑いしながら団欒してるときは、この幸せのなかで死ぬのも悪くないかなと思ったりもします。

病気で死にそうな思いをして、
闘病生活の後の回復期。

衰弱した身体の隅々にまで、力がみなぎる感じ。
食べたもののひとくちひとくちが、血になり肉となっていく感じ。
あの幸福感を味わえるのなら、もう一度病気になってもいい、と思うほど。

貴女からは危険な匂いがプンプンしています。

泥沼に嵌った時に初めて今の平凡な生活がいかに幸せであったかに気づかれるでしょう。