近畿出身の長男と結婚して6年になります。普段は東京に住んでいるのですが、帰省するたび舅の「没落したけど本当は名家」自慢に嫌になっています。まず、自分の家のことを「S家」と「け」をつけて呼び、仏壇、玄関、風呂敷、はてはネクタイにまで家紋を入れています。そして、「戦後のごたごたで没落したけど、もとは瀬戸内海の有名な家系の子孫」と信じています。そして、「本家の長男」として、遠い親戚の冠婚葬祭や地域の行事にまで主人を呼び出します。
しかし・・・仏壇には大した数の位牌もなく、たどれるご先祖は6代前までです。お墓も一か所にしかなく、戦災で菩提寺が焼けたので過去帳はないそうです。
舅に話したことはありませんが、私の母方の実家は1615年に始まり、名家ではありませんが、初代から続く家系図があります。月に何度も住職さんが祖母宅を訪れ、面倒くさいしきたり(お彼岸の間じゅう一時間に一回仏壇にお茶を供えるとか)や家長が葦の茎を耳にさして意味不明の口上を述べたり、長く続く家とはどういうものか、肌で知っています。母も、「家系図も過去帳もない、しきたりや口上も伝わってない旧家はない。過去帳がなくとも、田舎なら近所の人や親戚が、その家の素性は知っている」と言います。でも、自分の家系を人に話したり、自分の家を「~家」などと呼ぶことはありません。
舅の「実は名家」自慢もイヤですが、「名家」を理由に将来Uターンして同居しろとか、次期当主(???)として恥ずかしくない行動をしろとか、私たちの子どもに向かって「S家の人間としておじいちゃんが教育してやろう」と言ったり、ワケがわかりません。ちなみに、60坪ほどの自宅と、川べりにある田んぼが資産です。
舅の「名家病」をなんとかする方法はあるでしょうか?
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