それはズバリ、子供好きな先生です。
子供たちはそれを敏感に感じ取ります。

子どもが中学生です。
人気があるのは当たり前だけど教え方がうまい先生です。
駄話で授業を盛り上げるのではなく、その教科を興味深く面白いものとして教えられる先生が人気があります。
そこを押さえておけばちょっとくらいの性格のブレは気にならないようです。ひいきですら「オレもあの先生に可愛がってもらいたい」って勉強に励む要因になるくらい。

ちなみに私立中です。
私は公立出身ですが、子どもの学校の授業参観に行くとどの教科の授業も面白くて、自分もこんな授業を受けたかったとうらやましくて仕方ありません。（私がそういう授業を受けられたのは、高校で県立トップ校に入ってからだったので）

子どもの学校では年末に先生に対する評価アンケートがあり、その結果で処遇が変わることもあるそうです。

優しいだけの先生は要りません。

今まで、子供を通して幼稚園、習い事、小学校、中学校の先生を見てきました。

私が思う魅力的な先生は、子供の立場になって考えられる先生です。

親や校長先生の顔色をうかがって態度が変わるような先生は、嫌ですし、子供がなつきません。

時には、子供の考えと親の考えが異なることがあり、先生に相談するのですが、そんなときに子供の味方になれる先生が理想です。親としては、「先生、そんな、ひどい。」って思うんですけど、長い目で見ると先生は子供のことを本当に大切に考えてくれたんだなと後で思うこともありました。

いくら親が、政治家にしたい、博士にしたいって言っても、子供が音楽家になりたいって望んだら、音楽家にするのが先生だと思います。

先生との相性もありますし、子供が大好きな先生であっても大人から見たら、ちょっと困ると言う場合もありますし、りっぱな肩書があっても教えるのが下手な先生もいます。

いろんな先生に接することで、子供が成長すると思えば、魅力のない先生も大切に思えてくるから不思議です。

楽しい先生、優しい先生、生徒の目から見てればいろいろ出てきますが…

自分がちょっと教えてみてわかったこと。

処理能力の高い人、仕事がちゃんとできる人は、結局いい先生になるんですよ。
処理能力にまだ余裕があるから、その余裕幅で授業を楽しくもできるし、ちゃんと子供と向き合える。
すぐギャーギャー怒る先生って、実は処理能力が低くてすぐいっぱいいっぱいになってドッカーン！となるんですよね。

子供一人ひとりの様子をちゃんと見る・見てない、
一人一人に必要な指導が臨機応変にできる・できないというのも、結局は能力の違いなんですよねー。
勿論愛情は必要ですが、能力がなくて愛情だけ持っててもダメ。
研修で、ある程度教師のレベルをそろえることはできますが、
同じ研修受けても、やっぱりできる・できないの差ははっきり出ますからねえ。

あとはまあ、一人で抱え込まない先生がいい先生ですね。
なんか問題が出そうならチャッチャとチームで事に当たれる先生およびそういう体制を持った学校がいい。
一人で抱え込んじゃう先生は、ダメですねえ。