森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』をおすすめします。
特に第２章は、本好きの方ならたまらないはず。
角川書店刊、文庫も出ています。

すでにお読みになっていらっしゃるかもしれませんが。

シルバー川柳、女子会川柳、笑いました！
読書とは言えませんが、ぜひかるーい気持ちで読んでみてください。

「Surely You're Joking, Mr. Feynman!」
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」

ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・ファインマンさんに関するエッセイです。
物理の話も少し出てきますが、全く堅い内容ではありません。

この本を読んだ第一の感想は、何と魅力的な人だろう！ということ。
学問も人生も、正直に、自分らしく存分に楽しみながらノーベル賞！
この本を読んで、彼のファンにならないでいられる人がいるとは思えません。

ジョイス・ポーターの『ドーバー警部』シリーズが大好きなんです。
兎に角主人公のドーバー警部が俗物過ぎて、悪食、悪態、悪人顔と３拍子揃っていて、誰彼構わず毒を吐く、犯人扱いなんて当たり前で間違い勘違いで部下をこき使って…部下に命狙われたりしながら必ず犯人を追い込んで真犯人を痛めつけてから(俺も大概悪人だがお前程じゃないな)と言葉を投げる。
終始吹き出すのを堪えながら読み最後には腹を抱えて大笑いをします。
そして二回目に読み返すとじんわりと心に沁みたり、社会問題などが隠されたりして考えさせられる。アーモンドグリコじゃないけど、一粒で二度と三度と旨味のある…読み返す度に受け方が違う本です。
残念なのは殆どが絶版扱いで私は実家に全部揃っていたのを読んだのですが、自分でも揃えたくて古本屋周りをしている最中です。

楽しくなる本といえば，『スマイルフード(編)鈴木 るみこ』です。

いろんな方々が自分のお気に入りな料理，大好きなごちそうを紹介してます。

ワクワクほのぼのします。

読んでて元気が出る本です。

大地も感動の大作ですね。
ただ、内容はやっぱり重いですよね。
お勧めの本は池上栄一著、分厚いですが、パールバックの「大地」のボリュームが読める人なら大丈夫。
タイトルは石垣島の長寿のお祝いからで、南国的なファンタジーで一気に読了できます。
とにかく読んでいて楽しく読後感はとても爽やかです。
荒唐無稽なお話かなと思って読み始めましたが、グングン惹きつけられていって最後は感動してしまいました。

これは読んでいて楽しいと思います。

文学作品も好きですが、疲れた時にはちょっと手が伸びないんですよね・・・！
楽しくなる本、ほんとに良いですよね～。
私は益田ミリさんの本をおススメします。
とっても軽くて気楽に読めるんですが、くすっと笑えるところも多くて楽しいです。読み終わるとなんとなく元気になれるので、疲れたときについ読みたくなります。
純文学の重い本と楽しむ用？の本を並行して読むのが習慣になってます◎

べたですが宮部みゆきは本当に好きです。
なるほど人気作家って言うのには理由があるなあと思います。
お勧めは「おそろし」。
怪談なんですけど、ファンタジーというかなんていうか不思議な話です。
人情話の要素や推理小説みたいな部分もあります。
全然おどろおどろしていませんし、恨み辛みみたいな話でもありません。
その他「ぼんくら」「おまえさん」「ばんば憑き」「初ものがたり」「日暮し」「堪忍箱」とみんな面白かったでした。
僕はいつも吟醸酒をちょっとひっかけながら読むんです。
肴は湯豆腐。
気分が乗りますよ。

現代に目を移すと昨年ドラマ化された「名もなき毒」ともうひとつの原作「誰か」も面白かったでしたね。
昭和初期の「蒲生邸事件」もものすごく面白かったでした。

まだまだ果てしなく宮部みゆきの世界を追いかけていくつもりです。