大変でしたね。その後お体の調子はいかがですか。ご自愛ください。

ところで、傷口を何かで覆うのとは逆の発想はどうでしょう。つまり、うまく首に化粧をして、服で隠すことはしないというアイデアです。「かづきれいこさん」という方が、病気や怪我のあとをキレイに隠すメイクを考案し、各地で教えていますよ。もしご興味がおありでしたら探してみてください。

上手に隠す方法は色々な方が教えてくださるでしょうから、私は敢えて反対の事を提案しました。

私も4年前に甲状腺腫瘍で手術しました。
夏に手術したので、最初のうちはかなりきにして、ネックカバー(庭仕事等に使われる、通気性の良い日除けです)を着けていましたが、秋になり、冬になり段々面倒くさくなって、翌年の夏は顔や体に塗るついでに日焼け止めを塗る程度のことしかしていませんし、今は全く無防備な状態で自転車に乗ったりしちゃっていますが、傷痕は誰にも気付かれませんよ。

傷が気になるようなら、お風呂上がりにバイオイル(ドラッグストアで売っています)というオイルを塗るとか、外出時に日焼け止めを塗った上にファンデーションを塗れば目立たないと思いますよ。
バイオイルは即効性はなく、気長に塗り込めば、傷痕が薄くなるというオイルです。

あとはしっかり保湿する事が、大事だと内分泌科の担当医と皮膚科医に指導されました。昔はヒルドイドローションとかいう保湿ローションを処方していたらしいのですが、最近そのローションはあまり推奨されていないそうです。

お大事に。

昔、オードリーヘップバーンが好んで着たスタイルに、両肩から一直線に切ったようなネックラインが有りました。彼女は痩せ過ぎだったので、首の付け根の骨を隠す為に好んだそうですが、甲状腺がちょうど隠れる高さです。

すっきりしたカットなので、痩せ過ぎではない私も好きです。大分前に買った物ですが私もニットの袖無しと７分袖と、２枚持っています。探せば今でもあるのではないでしょうか。

それから、首元に彩りを添える為に、モックタートルのデイッキー（胸当て）も、何枚か持っています。スカーフと同じ感覚で、シャツブラウスの首元を開けて、モックタートルを見せるのも良いかと思います。

モックタートルはタートルネックほど暑くないし、タートルと同じ縦長に見える効果があるので、夏物の衣類でもあるはずです。私は袖無しの夏物のニットシャツを２枚持っています。

私の場合は腫瘍が首の付け根の右寄りのところにあり、着物を着るとちょうど隠れます。
手術はまだ受けていませんが、診察やエコーは衿元を開けられるので支障ありません。
近く手術の予定ですが、お医者さまからも「着物で大丈夫」とお墨付きもらいました。
小さなお子さんがおられるとのことで日常では難しいかもしれませんが、結婚式に出る場合などはいいかも？と思います。