母は、アダルトチルドレンでした。
思い出せる限りの幼い頃から私が就職して家を出るまで、突然キレて家中めちゃくちゃに荒らし、その後一週間は家事を放棄して寝込むということが月に一回は起きました。
母は、虐待やネグレクトなどを受けて育ったようです。
中学もほとんど通えず、中学卒業と同時に家を出て住み込みで丁稚奉公をしたそうです。
突然のヒステリーを除けば、母はとても優しく私を愛してくれていたと思います。
それなのに、30歳を過ぎても未だに母に対する憎しみを消えずにいます。
現在の母との親子関係は悪くありませんし、育ててくれてたことに感謝しています。
それでも、ときどき母に対する怒りや、母のヒステリーから守ってくれなかった父に対する怒りが湧いてきます。
母は自分の精神状態も安定していないなかで精一杯私を育ててくれたということは理解できるし、私のことを大切に愛してくれていたことも理解しています。
親も完璧な聖人君子ではない、欠けていた点もあるかもしれないがそれはもう忘れようと思える日もあります。
でもふとしたきっかけで、突然母に対する怒りや当時の恐怖心が蘇り、嗚咽を漏らすほど泣いてしまいます。
母の生い立ちを思うと可哀想で、せめて私が優しくしてあげなくては母の人生が報われないと思う日もあります。
私の中で、母に対する気持ちが憎しみと哀れみの間で大きく揺れ動いて苦しいのです。
幼く無力だった私に死の恐怖まで感じさせた母を許す気にはなれないし、
でもそのようなことをした原因は母の可哀想な子供時代ゆえのことだと思うと母を恨む気にもなれません。
母に対する怒りは結局私の心の中に蓋をし続けておくしかなく、いつまでも怒りの火種がくすぶり続けているような気がします。
母を恨みきれない遣り場のない怒りをどうしたらいいのか、どなたか教えてくださいませんか。
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