先日、趣味を通じた友人たちとの集まりで、
アンジェラ・あきさんの「手紙」という歌の話になりました。
50代の友達が
「年齢を重ねると、いろんなことが見えてきて、昔見えなかったものが見えてきたりする。
今思うと、15歳くらいの時に真剣に考えていた悩みって大したことないよね。って言える。
でも、娘たちが仕事や学校生活で色々な悩みを抱えて、
夫が社会人の娘に『新人だったら当たり前だろ』とかアドバイス言うのは違うのかな?と、思う」
と、言う話から
「そうだね~。大人になったら大したことないよ。っていってあげたいよね」と
その場にいた6人が話し始めたのですが、
私はふと考え込んでしまいました。
私が中3の15歳の時、家庭内は両親の不仲ですさまじい夫婦喧嘩が繰り広げられ、
家の中の空気をうかがう生活で、
長女の私を筆頭に、週末は一晩中続く父親の愚痴の聞き役とマッサージの強制。
母親の浮気の私への告白と尻拭い、
その後、家じゅうのお金をかっさらい母の出奔。
当時、父は単身赴任で仕事をしていたので、残された兄弟と力を合わせて、
炊事洗濯等の家事をして、学校では嫌がらせにあっていたな~と振り返っていたら、
私は15歳の自分に「生きていたら、結構幸せだよ。今を腐らないで自分のペースで生きていて」と声をかけたくなりました。
友人たちは実家も現在も比較的家庭が裕福で、頭も良いかたばかりです。
性格的にも穏やかな話のわかる人たちで、
そういう人たちと違和感なくお付き合いできている自分の成長がとても嬉しいです。
父も他界し、母とは15歳で別れたきり音信不通で、
義理の両親も亡くなり、40代で介護の心配もなくなり、
子供ももう少しで手を離れ、
ここにかけない苦労はたくさんあったけど、頑張ったね。私。
トピ内ID:6963784649