歴史叙述の最高傑作の一つです。
「列伝」が有名ですが、「本紀」や「世家」も含蓄に富み、読み応えはあります。
特に「呂后本紀」(呂后とは、漢の高祖劉邦の皇后です。)には、女性の嫉妬の本質がストレートに描写されておりますので、ご一読なさってください。

学者さんのエッセイなどはいかがでしょうか。

エッセイはどうでしょう。
ハルノ宵子さんの
「それでも猫はでかけていく」
は面白かったです。
少し怖いもの系は、佐藤愛子さんの
「私の遺言」実際にあった話なので怖いです。
小谷野敦さんの私小説系はおすすめです。

やはり、「歎異抄」でしょうか

・佐藤正英訳「定本 歎異抄」青土社
・梅原猛の『歎異抄』入門 (PHP新書)

どちらでも良いと思います。

トピの趣旨とズレて的外れかも知れないけど…

笑い飯の哲夫さんの「えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経」です。
もともと仏教関係には詳しい方でしたが、実に楽しく明快な説明でした。
興味がありながら取っ付き難かった般若心経を身近に思えました。

福岡伸一のエッセイは面白いと思いますよ。
まずは新書で「世界は分けても分からない」、文庫で「生命と記憶のパラドクス」など。
特に理系の知識がなくても独特の世界を味わえると思います。

あとは、最近小説がドラマ化された森博嗣のエッセイもの。最近のシリーズでは「つぶやきのクリーム」「つぼやきのテリーヌ」「つぼねのカトリーヌ」。

ちょっと個性的なところでは佐藤雅彦。とりあえずは「毎月新聞」「プチ哲学」なんておすすめです。

「荒野へ(In to the wild)」--映画にもなりましたが、ある金持ちの息子が大学を優秀で卒業した後、何もかも捨ててアラスカの荒野に独りバックパックで行く事実に基ずく話。


「空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか(Into Thin Air)」--これは著者のあの悪名高きエヴェレスト登頂の実際経験談。


「信仰が人を殺すとき　（Under the Banner of Heaven）」--生粋モルモン教徒の実話。


これらは全てジョン・クラカワー（John Krakauer)のノンフィクションですが、とっても真に迫っており考えさせられる物が多いし、かといって面白いです。

大分前に読んだ本ですが、ずっと印象に残っていて、調べてみたら１９９２年発行の本でした。

高卒の専業主婦が子育てに一段落した時、中国語を習い始めついには通訳になってツアーガイドの仕事で活躍するまでになります。

それに加えて彼女の凄いところは、３０代半ばで看護学校に通い准看護師の資格を取り、働いて得たお金で大学に入学し学び続けた事。

その行動力と向上心には脱帽です。

私は岸本葉子さんのエッセイがおすすめです。
年代もトピ主様と近いですし、軽く読める内容ではありますが、
働く女性の気持ちのあり方もつづられていて参考になります。

福寿草さま、佐藤愛子さんの「私の遺言」、私も大好きです！
非常に怖いのですが、感動してしまうのです。
不思議なのですが、読んだ後に運気が好転したこともあり…また読み返してみようかな。

佐藤愛子さんのエッセイでは「娘と私の…」シリーズは、ユーモアに溢れてます。
思わず声を出して笑ってしまいます。