年末に向けて実家の大掃除を手伝っていたら、年賀状の束が出てきました。
それは、私が車の教習所時代に担当されていた先生からの年賀状。
19歳のとき、教習所で担当になったのは、そこの教習所で鬼教官と恐れられていたサリーちゃんのパパ(古くてすみません)にそっくりなコワモテの先生。
本当に厳しくて、ちょっと間違えても声を荒げて怒られ、笑顔なんて見たことない、褒められたこともありません。
友達の担当の先生はいつもニコニコしていて優しそうな先生で、本気で変えてもらいたいと願っていました。
仮免許の実地試験の日、順調に公道を走っていたら、高校生の集団が教習車だからとバカにした感じで、わざと飛び出すそぶりをしてきて、私はビビってしまい、パニックに。
その瞬間、鬼教官が窓を開けて、高校生に「死にたいのか、こらぁ!!」と怒鳴って追い払ってくれました。
その後、無事免許を取得し、車を買いました。
そして1年後、なんとその鬼教官から年賀状が届いたんです。「お元気ですか、車の運転は慣れましたか、やっと若葉マーク卒業ですね」と手書きで書いてありました。
いつも怖いし、優しくなかったけど、きちんと教習所の生徒のことを考えてくれているんだな、と心が温かくなりました。
それ以来、10年くらい年賀状のやり取りは続きました。
その年賀状は、どうしても捨てられずにとっておきました。
なんとなく誰かに聞いてほしくてトピを立ててしまいました。
もし同じような話、あったら、ぜひ聞かせてほしいと思います。
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