母のウソ（思い込み）が分かったから。
父の苦労が理解できたから。

母は父を完全にお財布扱い。
父の食事も作らない。
暴言の数々。
母曰く。
結婚当初と話が違うと。
話が違うのお母さん、あなたもだ。
少なくとも父は決して少なくない金額の家計負担を一人でこなしてきた。
子供の頃はお父さんが稼ぎが悪いから。
お父さんがダメ人間だからと母のウソが分からなかった。
ぜーんぶ母の浪費が原因だ。

それでも父は私のために我慢してくれていた。

自分が働き出して、父の収入がとんでもなく多いことを思い知った。
私が４人いても敵わない額。
母が浪費していなければ足りない訳がない。

という事で、私も母が嫌いになった。
父にはしきりに離婚を勧めている。
父もその気になってきたようだ。
父の老後の面倒は見たいけど、母のはイヤだ。
悪意の無い悪者ほどたちが悪いから。

もともと自己中心的で家庭を顧みず、計画なしの父が嫌いでした。
それでも、この小町を読むたび、家の中のこと（食事など日々の生活や私の進学など）では特に問題なく、ありがとうを言葉に出す父はまだいいのかな、なんて思ってました。
また、お金にはルーズだったし、家庭はかえりみない人だったけど、父の仕事（職人系）をそこそこ尊敬していました。

ところが、介護が始まり、ご近所の方や親戚の方と付き合い始めたら、父の悪行（犯罪行為という意味でなく）が次々とわかり、なけなしの親への思慕・尊敬も砕け散り、心の底から嫌いになりました。
おかげで、今は罪悪感ゼロで施設に押し込んで面会にも行かず、せいせいしています。

姑に対する嫁の仕返しじゃないけど、今まで家族を苦しめた分、今不自由な思いをさせるのが楽しいくらいです（非道な扱いをしてるわけではなく、加齢で思い通りにならない日々の生活を、かわいそうだね、と思うか、ざまあみろと思うかの違いです）。
父を見るたび、反面教師にして、改めて周りの人達に誠実に生きていこうと我が身を顧みます。