今年の夏は4歳の息子と初めて二人きりで花火大会へ行きました。
その日はとてもとても暑い日で、日中は近くのじゃぶじゃぶ池がある公園へ遊びに出掛けました。
公園はたくさんの子どもたちとそのママでにぎわっていて、私もそのにぎわいにまぎれて、楽しそうに水遊びするわが子を眺めていました。
すると、遠くから突然知らないおばちゃんがやって来て「今日、花火大会に行きますか?」と茶封筒を差し出しました。
「行きます。。」と答えると、「これ招待券です。行かないのでどうぞ!」と特別席のチケットを2枚くれました。
びっくりしましたが有り難く受け取ると、おばちゃんは広い公園を通り抜け自転車にまたがって走り去って行きました。
わざわざ公園の中まで届けに来てくれたようです。
河原にでも腰かけて見ようと思っていた花火大会。
思いがけずいただけたチケットのおかげで、私たちは大きい大きいキレイな花火を特等席で見ることができました。
河原を歩いていた帰り道。
息子、ずいぶんひとりで歩けるようになったな。
昔、お母さんと浴衣を着てこの河原を歩いたな。
大好きだった母は息子が2歳の時に亡くなりました。
息子が歩けるようになったら3人で花火大会行きたいなって密かに思っていました。
あ・・・!!
今日お母さんの命日だ!!
もしかしてもしかして!これってお母さんからのプレゼント!?
だっておかしいと思ったんだよ、あの公園にはあんなにたくさんのママがいたのにあのおばちゃんたら私をめがけてやって来るんだもん!あれってお母さんが姿を変えて来てくれたんだよね!?
絶対そうだよね!?頑張ったねってご褒美持って来てくれたんでしょ!?
お母さん、ありがとうありがとうありがとう!
でも命日忘れちゃっててごめんね笑
いつかまた会いに来てね!!
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