自分のではなく母の確定申告作成中。
82歳の母は昨年高齢者マンションに入居。それに伴い資産・家財を大整理しました。
実家を賃貸に出しているので家賃収入があるのと不動産を売却したのと、高額医療費の還付請求があるので今年の確定申告は煩雑です。
母の年代にありがちですが、就労経験のない専業主婦で生きてきた彼女はどこに出しても恥ずかしい嬢ちゃん婆ちゃんです。
父が亡くなった後しばらくは一人で(税務署の相談センターを頼りつつ)確定申告をしていたようですが十年ほど前から娘の私に丸投げです。
私はサラリーマンの妻で収入は扶養範囲内ですから確定申告の季節は母の分のみ申告書を作ります。
母は最近物忘れが激しくなり、判断力や理解力も低下しました。
年並みの衰えで仕方ないのですが、昔ちょっとは自分でやっていた申告も忘却の彼方。
申告書作成にあたり各種領収書や契約書を母に確かめるのですが逆ギレされます。
「わからない」「知らない」「覚えてない」。
おそらく高度な数学の解答を迫られているくらいのストレスなのだろうとは察します。
でもそれらがないと申告書作れませんから!
私も公的な契約の場や病院では必ず付き添った、
たにも関わらず、入居・断捨離騒動で資料の所在はうろ覚え。私のバカバカ!
しょうがないので関係各所に直接問い合わせ。
税務署の相談窓口にも確認して、なんとかできました。
一息ついて、ふと疑問が浮かびました。
母のような小金持ちのお年寄りは日本中に何百万人もいるでしょう。
一人で確定申告できないケースはきっとある。
子供に頼れず(おらず)、税理士に依頼する気力もなく
認知症ではないが実務能力もない高齢者はどうするんでしょうか。
そして子供のいない大病経験者の私が高齢になったらどうするんだろう。
今からホームドクターならぬホーム税理士&弁護士を作っておいた方がいいのか。
物思う春です。
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