小学2年生から飼っていた雑種のメス犬(以後さくら)が2年前に13歳の生涯を終えました。私は都内に勤めており実家に帰ることが出来ず、家族からのラインでそれを知りました。
その時の私はなんだか現実味がなく、悲しいような、でも意外と悲しくないというか複雑な感情でした。
しかし、それから仕事を辞めて実家に戻るといつも出迎えてくれるさくらがいないのです。当然ですが…。さくらが死ぬ前付きっきりだった母がペットロスのような状態になったのもきっかけで、また犬をもらってくることになりました。
私の後悔はここからです。
雑種のメス犬(以後こむぎ)で生後3ヶ月、とても可愛い子犬がやってきました。母もまた元気になり、私も自分の時間がとれる仕事になりました。
こむぎの世話をしていると、さくらとの思い出が浮かんでくるのです。躾のためと言ってさくらのお尻を叩いたり、室内犬から外犬になって鳴くさくらをうるさいと怒鳴ったり、さくらは寂しくて鳴いていたんです。まだ生後5ヶ月くらいだったと思います。
ご飯も安いホームセンターのカリカリでした。
小学生のとき、庭に出て飛びついてきたさくらをあしらって自分は友達とばかり遊んでいました。中学、高校は部活ばかり。親は共働きだったのでさくらはほったらかしの時間が多かったです。(両親は当時共働き)
そんな記憶ばかりでした。自分は悲しいことがあるたびにさくらのもとへ行ってしがみついていたのに、さくらの寂しいときにいてあげたかな、とか。本当に本当に沢山後悔ばかりです。私自身大人になりしっかり自分で考えたら叩くなんて考えられないですし、母もさくらには可哀想なことをしてしまった、と。なので余計にこむぎは甘やかしてしまっています。しかし、一歳になったこむぎはとてもいい子です。人にも噛みませんし、吠えません。だから叩く必要なんてなかったのに…さくらを思い出す度に涙が、とまりません。
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