50代の方だそうですので、最優先しなければいけないのは貴方の老後を支える資金です。
遺産を含めて貯蓄は3,000万円以上あるのでしょうか。
なければ支援はNGです。
そのうち貴方がお子さんにお金を貰わなければいけない立場になるからです。
その方が情けなく悲しいのではないでしょうか。

もし十分に老後を支える資金があるのであれば、無利子のローンを提案してはいかがでしょう。
学生時代に学業に専念して欲しいから一旦学費と生活費を貸す、でも社会人になったら返してもらう。
この場合借用書を書いてもらいましょう。

無利子のローンは、実は私の両親が取った手段です。
私は大学と大学院の費用を両親から借りて、借用書を書き、社会人になってから返済を続けています。
学生の間は学業に専念できたので、後悔はありません。

しかし、お子さんが働いて自分の力で進学したいと言うならば、それを尊重するのも一つのやり方です。
立派な覚悟ですし、大変だとは思いますがその後の人生に活きる苦労になると思います。

＞せっかくまだ出せるだけの遺産があるから

遺産といっても、普通はご主人１人が勝手に貯めたお金ではありません。

ご主人とトピ主さんが協力してきたから貯まったお金です。

前回は「パパが貯めた」と言ったとしても、次は「パパとママが協力して貯めた進学費用が十分残っている」と言って、渡すのも一案です。

もちろん、「ママの生活や老後には困らないよう、別に貯金がある」という説明も必要です。

とはいえ、大学院に進学するのなら、収入や貯金・資産状況を一通り話せば、ママや自分の将来のことも（ある程度）見通せる年齢だと思います。

今働いているのならなおさら理解できるでしょう。

法律的には父親が亡くなれば、その遺産は妻が５０％、残りの５０％は子供達で分ける権利があります。なので、子供が１人なら５０％の権利はあります。

どうせなら自立した子供として、資産状況やトピ主さんの老後資金も説明し、「遺産○○円のうち、あなたはいくら受け取る権利がある」「ママにはいくらある」と説明したほうが良いように思います。

そのほうが、ママの老後について、息子さんが感じる不安も少なくなると思います。

（ひょっとしたら「ぼくがママの老後の介護も金銭面もパパの代わりに全部引き受ける」と思っているかもしれません）

4年前に遺産分割をしているはずですので、その時に話し合わなかったのでしょうか？

もしかして、法定分割を無視してトピ主が総取りしたのでしょうか？

一人っ子であれば、トピ主と息子さんの取り分は同額のはずです。
トピ主が実家を相続したとすれば、預貯金は息子さんの方が多くもらえるはずです。

トピ主よりも多くの預貯金を相続したとすれば、受け取らないのも納得です。

分割方法がどんな形であったとしても、遺産分割協議書を作成すれば息子さんも総額を知っているはずです。
まさか未成年だったから、詳細を隠したまま判子押させたとかでしょうか？
4年前にしっかりと話し合っていればこんな問題は発生しないと思います。


私も大学時代に父を亡くしていますが、その時は母と兄弟と話し合って、母が不自由しないだけを渡し、残りを兄弟で等分しました。
兄はそれを自宅新築の頭金にしたりと、それぞれが計画的に使いました。

（母自身の預金額は知りませんが）大部分を知っているのでその後母に頼ろうなどと考えたことはありません。

私も同じく、お子さんは自分がもらった遺産があるのだからそこから出せばいいと思います。それと、全額トピ主さんならば、もらう権利が当然ある、大学院では研究に専念すべきでお金を気にしてバイトしていると修論書けない、でこれは元々息子さんの当然の権利で、感謝など感じなくてよいと渡せばいいと思います。

書かれている文面からだと、息子さんが側にいてほしい気もちいっぱいですよね。断られるのもそういう重荷を息子さんが感じてしまっているのではないですか？空の巣症候群もあるかも。

それとこれから息子さんも結婚して奥さんと幸せに暮らすかもしれません。結婚式費用、孫のお祝い、マイホーム購入資金援助などじゃんじゃんお金がかかりますよ。そのときに渡せばよいのでは？

というのもうちの姑は、夫の大学院費用を負担することなく、奨学金で行かせておいて、今じゃんじゃんお金を使ってこちらとつながろうとする意図を感じます。年から年中いろんなものが送られてきます。その度に夫は届いたと連絡を入れます。そうやって息子との関係をつなぎとめています。でも奨学金はこちらはひいひいと返さなければならなかったです。でもかしこいやり方ですよね。

今できることは、国民年金をもし特例で免除していたら、追納してあげること。運転免許未取得なら自動車学校に行かせること。ですかね。

お金で余裕があるなら、子どもNISAなど資金を運用しておくといいと思いますよ。喜んでいない私が言うのもなんですが、息子さんとの関係を大事にしたいなら、お金はできる限り手元に残しておいたほうがいいです。もしくは、本人に感謝させるような言動をせずに、本来渡しておくべきお父さんの遺産をこちらがもらってしまった、申し訳なかったといって渡せばいいと思います。

大学院2年間でいくらかかる計算でしょうか？
仮に500万円だとして、お子様が受け取った遺産で足りないということは、トピ主の受け取った遺産は1000万円以下ということですよね？

老後2000万円とか3000万円とか騒がれていますが、全く足りないではないですか。
そこから援助したら将来子供達の迷惑になることは火を見るより明らかです。

トピ主名義の財産があるなら「遺産からなんとか」という話にはならないでしょうし。

息子さんは分割協議書で見た金額を覚えているから「受け取れない」と言っているんだと思います。
どうしてもと言われて受け取ったとしても、将来トピ主の介護費用が足りなくなるのが見えているようなものですから使えません。

遺産分割協議書は、相続時に亡き人の資産（遺産）を相続人全員でどのように分配するのかを記載する書類です。

そして、その配分方法に同意した（つまり、後で文句を言わない）ことを確認するために、相続人全員が署名して実印を捺印し、印鑑証明も添付します。

（もし、相続人に未成年が含まれる場合、署名実印をどうするのかは知りません）

遺産分割協議書（＋ご主人・各人の戸籍）を法務局に提出しないと、亡き人名義の土地家屋の名義変更はできません。

また、亡き人名義の預貯金・金融資産を引き出し、解約するには、金融機関に遺産分割協議書（＋ご主人・各人の戸籍）を提出する必要があります。

大量の現金や。高価な美術品などの資産があれば、遺産分割協議書の記載通りに相続人に配分します。

遺産分割協議書の記載通りに遺産がもらえない人は、文句を言えばもらえますし、最悪、訴訟をすれば「不足金額を払いなさい」と決まり、受け取る権利がもう一度、公に確認されるはずです。

財布に残っている現金や家財道具など、相続人が「これは絶対に私がもらう」と揉めないものなら、特に記載しないで、適当に合意して分けることになります。