新幹線で自宅に戻ってから、伯父に頼まれていた書類についてサインする事に躊躇いが生じました。

その書類というのは、銀行に預けている祖母の預金を伯父が引き出せるようにするための同意書です。
今までは祖母の息子である伯父が好きに祖母の預金を引き出せていたのですが、祖母に認知の疑いがあると判断した銀行側がストップをかけてくれたようです。
通常は伯父と同等の相続人である私の母に渡るはずの書類なのですが、母は10年以上前に他界しているので、代襲相続人として私が母の代わりに相続する権利がある様なので。

行政書士をしている友人に、事の次第を話すと、そういう場合銀行側は「成年後見人」を立てることをすすめるはずと言っていたので、銀行に問い合わせしたところ、銀行側も伯父には最初、第三者が監視する成年後見人制度をすすめた様なのですが、後日伯父から電話があり「お金も時間もかかるから、他の方法はないか」と聞かれて、特例として推定相続人制度を提案した様です。

しかし、この推定相続人制度とは、圧倒的に伯父側に有益になるものらしいのです。
というのも、伯父のみ祖母の預金を引き出すことはできるからです。

そこで、伯父には「わかりました、伯父さんにおばあちゃんのお金の管理は任せます。その代わり、私もおばあちゃんのお金の動きだけは把握しておきたいので、通帳の開示をお願いします」と伯父に申し出ました。
しかし、そのメールを最後に伯父からは全く返事がこなくなりました。

友人や弁護士や行政書士にも相談しましたが、皆口をそろえて伯父が公私混同して使い込んでいる可能性があると言っています。

祖母に会いに行く前ならその同意書にサインしたかもしれませんが、祖母の家や施設の祖母の部屋の状態を目の当たりにした今、本当に伯父夫婦に任せていいのか、非常に悩んでおります。

同意書の記入を拒否すれば親族間にひびがはいりますし、かといって今までのように伯父夫婦を信頼しても、まともに世話をしてくれるのかという疑念があります。

主人は伯父が使い込んでいたとしても、目をつぶることをすすめます。

また、私は母も亡くしてますが、昨年父も亡くしましたので、血の繋がりのある祖母にはより一層の想い入れがあります。
私としては成年後見人を立てて、2、3か月に一度でも祖母に会いにいきたいと思っています。
（新幹線の往復運賃は6万程するので、成年後見人経由で祖母の預金から頂きたい）

大変長文になり恐縮ですが、親族間にできるだけヒビが入らないような、何か良いお知恵拝借できましたら幸いです。