つい最近まで、あなたにとってのお袋の味は？と言われても、これ！ってものはないなあと思ってました。
母の料理、好きだったんですけどね。

でも、母と同居するようになって1年。
もう、炊事もほとんどしてくれないのですが、最近作ってもらって、私には出せないこの味！
と嬉しかったのが鮭チャーハン。
焼き鮭、卵、ねぎのチャーハンです。
もちろん自分でも作れますが、これこれ、この味！ と何かが違うんですよね。

母と、◯◯が好きだったなーと昔話をするときは、唐揚げや春巻なども出てくるのですが、今は食べたいと思わないため、お袋の味として焦がれる気持ちがなくて。
この鮭チャーハンはまさにお袋の味というべきものだわと思いました。

これくらいならまだ作れるわよ、と言うので、今年は何度とお願いしようと思ってます。

東北地方に実家がある、妻の母親が作る玉子焼。1度食べる機会があったのですが、大変美味しくいただきました。結構な量の砂糖を使っていて油も多めのようです。これに軽く醤油をかけて食べると、ご飯のオカズに最高でした。しかし妻は、その玉子焼きを再現できません。

曾祖母
祖母　(妻の姉)
姪
姪の子供

誰も曾祖母の味を再現できません。
昔の味が伝承されないのは残念ですが、美味しい料理を作れるのは天賦の才だと思っているので仕方ないかな。

お雑煮(母が新潟出身なので、具沢山。鮭にいくらが入っています。美味しくて毎年食べます。)

コロッケ(母のコロッケはおおきくて、じゃがいもがホクホクで美味しい！)

煮物(さといもやごぼうの味のしみ具合が最高！)

ハムとピーマンの卵焼き (毎回お弁当に入っていました。)

どれもシンプルですが美味しいです。
そんな母も高齢になり、子どもたちはみんな独立したのであまり料理をしなくなりました。実家にいた頃はわがままばかり言ってたから申し訳なかったなぁ…

私にとっては基本、「自分では作れない、売ってあるものでは手作りと大幅に違う」ものがお袋の味かも。

子どもの頃は青い皮のついた身の部分が苦手で、ご飯と青い皮のついてない茶色の身だけ食べていたけど、大人になったら大好きになり、その頃には家を出ることになった。

鯖の身から毛抜きで丁寧に骨を取り除きバットに入れて味付けし、すし飯に載せて竹の皮で包んで重しをのせての鯖寿司。

帰省した時、食べたいと言ったら、手間が掛かるし近年、鯖寿司に出来るような新鮮なサバがなかなか売ってないから難しいということ。

一度、自分で作ったこともあったがなかなか難しいですね。

老舗の鯖寿司が売っていることは売っているが、母のが一番おいしかったと思う。売っているのは妙に味が濃いように思うから。

後はコロッケ＆スコッチエッグかなあ。
マンションなので基本、揚げ物はしないし、コロッケは手間が掛かるから。自分では一度も作ったことがないと思う。揚げる前の段階のものを作ってシェファードパイ風に食べることはあるけど。

売っているコロッケと、母の手作りコロッケは全然別物って感じ。
コロッケを作る時は、中にゆで卵を入れたスコッチエッグ風のも必ずあわせて作ってくれていて、弁当にも入れてくれていたように思います。

ちなみに「男性はやはりお袋の味」と聞くし、夫にもあるのか、あれば作ってあげたいと聞いてみたら「特に無い」。「何か思い出してよ」と言っても一生懸命に考えて「進学で18歳で家を出たし、覚えてないよ」とのこと。
そんなものなのか。

味噌汁
お吸い物
煮物も入ってくるかも

どれだけ似せようとしても
なんど教わっても

母と同じ味にはなかなかならない。

体が弱っているときほど母が作った汁物が食べたくなりますね。

今時期ですとお雑煮ですね。

いろいろと諸事情があり、10数年の間実家とはほぼ絶縁していましてね・・・。

あることがきっかけで関係を再構築し、10数年ぶりに正月を実家で過ごした際に母が作ってくれたお雑煮を食べて涙が出ましたっけね。

まだ母は健在ではありますが、遠方に移住していますので数年に一度しか帰省していません。
今年の正月は母の味を一生懸命思い出しながら作りました。

年々近づいている・・・・かしら。

ふつうの春巻きに混じってカボチャとチーズ入りの甘い春巻きがある。見た目ですぐわかるけど、ロシアンということになってました笑

母は他界してるのでもう食べれない味ですが、一番の思い出すのはかきあげです。たまねぎ、さつまいも、えびを小さくきったものをさくっとあげたあの味がなつかしいです。
天ぷらに塩味がきかせてあるので天つゆも塩もなしでも絶妙な塩加減で美味しかった！

あとはこちらは主に祖母の味ですが、手作りのちらし寿司も絶品でしたね。