壁板1枚で隣の部屋と区切られているってことはまずないです。
建築基準を満たしていません。
よく、アパート火災などの報道画像を見ると、火は窓を破り、ベランダ側から噴き出していませんか？
しかも一部屋だけ。

これは、部屋と部屋との間の壁に防火基準があって、簡単に隣に燃え広がり、被害が拡大することを防いでいるのです。
これを壁板1枚で達成することは厳しいでしょう。
また、天井ウラから燃え広がらないよう、天井裏にも防火壁があります。
昨年だったか大手の賃貸業者がこれに違反して、追加工事を余儀なくされていましたね。
また、防音アパートについては防音基準もあります。

この二つを達成するためには、あちらに自由にホコリが通るようではダメなんです。
空気の通り道があるってことですから、防火基準も防音基準も満たさないことになります。

2階の床ですが、大引きという太い角材に、根太という中くらいの角材を渡し、さらに捨て張り合板をを張って、その上に綺麗なフローリングを敷くのが一般的です。
そして1階側は天井が張られるので、2階の埃が1階に落ちることは考えにくいですね。

床がきしむような気がするのは、捨て貼り合板の大きさに対して、釘の本数が足りない部分があるのかもしれません。
捨て貼り合板はだいたい12ｍｍくらいあるので、めったに割れたりはしませんが、釘が足りないとちょっとたわむことがあるようです。
よく床が鳴くことがありませんが、釘を何本が打ってやるとだいたい収まります。
床が抜けるなんてことは築22年では起きないでしょう。

違法改築で建築基準を満たしていないというなら話は別です。
本当に隣との界壁が板一枚であるなら違法建築です。
安いからって住んじゃダメです。
命に関わる問題です。

もし引っ越すなら耐震基準が厳しくなった2000年以降の建物がお勧めです。

稲葉一鉄さん、ご丁寧にありがとうございます。
木造だからよくないということではないのですね。建築基準法で守られているのですね。

でも、もしも壁板１枚だったら、、、、叩いたときの音などで判断できるものですかね。。。？

だいぶ安心できました。本当にありがとうございます。

建築基準法見てみました。超高層住宅が地震でも倒れなかったり、マンションに何百人もの人が住んで飛び跳ねたりして生活しているのに頑丈なことに、日本の技術はすごいなと思っていました。この安いアパートでさえ、埃が移動しないくらいの精度を、木材の組み合わせでも可能だなんて、建築技術にほんとにびっくりです。

＞叩いたときの音などで判断できるものですかね。。。？
ペラッペラのベニア板だったら分かると思いますよ。

耐火基準、防音基準を満たした壁かどうかは、クロス張りしてしまった壁だと検査員でも目視や打音だけで判断するのは難しいと思います。
だからこそ建築中にも検査をするんですけどね。
ベテランの検査員だと打音で素材まで分かるようですけど、長い経験が必要でしょうから、ご自分で確認するのはちょっと難しいかな？