高校勤務です。
ほぼ毎年求人を頂く中小メーカーさんで、発達障害を条件にされるところがあります。（障害者枠です）

製品の検品部署に配属されるようで、こだわりの強いタイプの生徒が毎年合格し採用されます。
彼らは製品の異常を見つけることに関しては、健常者には無いそれ以上の能力を発揮しています。

障害を障害と考えずに、特化した技能として人材育成をされる企業さんに感服しています。

今から情報を集めておくのは良いことだと思います。

でも、小学生なのに「障害者枠での就職」を具体的に考える必要があるのでしょうか？

知人が小学校の支援級で情緒と知的の子供を指導していました。

詳しく聞いてませんが、成長につれて、普通に就職できた人もいれば、障害傾向が残っていても、普通にお店の店員になって接客している人もいるようです。

指導で長所を上手く伸ばせたこともあったそうで、どんな、どの程度の発達障害なのかにも寄りますが、長所を伸ばせることができれば、一般枠での就職も可能かもしれません。

私が勤務した２００人程度の会社では、障害者枠で１～２名をトイレなどの掃除係として採用していました。

外見や話した感じではどこが障害なのか分からないので、おそらく内臓の「身体障害者」だろうと思います。


その人はパートタイム勤務で、給料も安かったのでしょう。

会社によっては、積極的に障害者を採用している会社もあるようです。

ニュースでは、車椅子の社員を何人も雇い、パソコンの前で仕事をしている会社も紹介されてましたが、車椅子なので「身体障害者」のようです。

民間企業なら全従業員のうち2.2％に相当する人数だけ、障害者（身体、知的、精神障害）の雇用義務があります。

でも、その人数しか採用しなかったり、採用しない中小企業も多いと思います。

今までは、障害者枠での採用は「身体障害者」がメインでしょう。

発達障害だと「どこまでコミュニケーションが取れるのか」や「指示した作業がどの程度きちんとできるのか」で、採用するかどうか決まると思います。

小さなお店だと、障害者枠はないので、接客やお金の計算ができれば、普通に就職可能な場合もあります。

療育手帳は貰ってるんですよね。
療育手帳貰っていても一般枠もエントリー出来ます。
障がい者枠のメリットは就職の幅が広い。一般と障がい者の両方エントリー出来る。
就職してから、会社から手厚い援助がある。
デメリットは一般より給料が少ない。単純な仕事しかさせて貰えない。管理職になれない。
障がいによりますが、一般で就職出来そうなら、そっちのほうがいいです。

私は発達障害ではありませんが、障害者枠で働いています。大手企業です。発達障害の人も沢山働いています。

支援学校卒業の人が言ってましたが、学校で就職について説明があるそうです。A型、B型事業所についてとか、一般枠で就職するのはどういうことかとか、障害者枠で就職するのはどういうことかとか。
インターンシップ等もあるそうです。学校がその人に合った就職先を紹介してくれたりもするようです。

さて、うちの会社の場合は、障害者の扱いに慣れていて、個々に対応してくれます。福利厚生もしっかりしています。この辺は、大手ならではですね。
ただ仕事内容は、単調なものが多いです。
支援学校から入って来た人たちは、だいたいの人が職場体験をしていて、うちの会社に入りたくて来ています。みんな馴染んでますよ。

就職する時、お子さんの特性に合った仕事が見つかるといいですね。

子どもが障害者雇用で働いています

小　中と地域の学校の支援学級　中学卒業後は
支援学校の高等部を経て就労しました
高等部在籍中に、いくつかの企業に就労実習へ行き　その中からマッチングしたところに就労する事が出来ました
食品メーカー勤務です
仕事内容は、梱包だったり　レーンに流れてくる製品チェックだったり繰り返しの作業です
繰り返しの作業が苦手で、同じ場所へ実習に行っても嫌だと言う子もいました
うちの子は、繰り返しの作業を好むのと
変化が苦手で規則正しさを好む点がマッチングしたようです
(半日ずつ仕事内容を変えて下さったり　集中力が途切れないように飽きないように配慮されているようです。また、本人のペースに合わせてここまで出来たら　明日はもう少し増やそう　など
小刻みにステップアップしてくれています
担当の方が、就労後半年以上はついてくれてました　1人でOKとなってからは、仕事量も少しずつ増えているようですが
丁寧に時間をかけて教えて頂いたと思います)


保護者として、卒業後の生徒たちの就労先をいくつか見学にも行きましたが
企業によっては、販売だったり接客メインの所もあったり
裁縫が得意な子は、裁縫の工場だったり
介護施設に就労した子もいたり色々でした
高等部在籍中の就労実習は、先生がその子の素質を見ながら　色々と提案してくれてました
ただ、地域によっては障害者雇用枠自体が少ないところもあります(受け入れる企業の少なさ 雇用率の達成は、全国的に高くはないですよね)

正社員での雇用は少なく、非正規が多かったですが、最初のスタートは時短で始めて徐々に増やしていくパターンだったり
個々に合わせながら出来る事が良さかとも思います(非正規でも、時給換算で最低賃金以上の確保あり)
正社員の子の話しを聞いていると、やはり障害者雇用枠とは言っても求められている水準が高いなと思いました

よくある例と、自分の経験をお話しします。
知能に問題ありませんが、極端に人付き合いが苦手です。
知能検査で言うと、言語と数的が高くて、処理速度がはっきり障害です。
するとトロくてウザくて見てるだけでムカつかれます。理由なくとも殴られます。特に子供のうちは。
大人になっても8割の人から嫌われて憎まれて避けられます。
いじめてくる人もいます。
学校や中小零細企業で顕著です。
大企業や中央官庁では比較的大丈夫です。
それでも人がぐるぐる入れ替わる大組織では、なんとかやっていけます。
小さいアットホームな会社では無理です。
ガンバって勉強して、大きな会社に入って高い地位をつかんで！
それだけで健常の差別と暴力からかなり逃げられます。
発達障害に生まれたからには、きっと辛いことも多いと思います。でもお子さんが夢を持った時は、お前には（障害者だから）無理だと否定しないで、まっすぐこだわり抜かせてあげて。
私も子供のころは、漫画家とかゲーム製作とか子供っぽい夢を持ったり、青年期には安定のためじゃなく社会のために公務員目指しましたが、いつも必ず否定されました。勉強も運動もお前にはできるわけがない、小さい会社に入って働けたら御の字だと。
それで親のせいにするのは聞き苦しいかも知れませんが、人間は、あるいは私は、おそらくはあなたのお子さんも、無理だぞ出来ないぞと否定されながら努力はできません。全力の踏ん張りはできません。
だから夢は肯定してあげて欲しい。
なお、私の場合は、肯定してくれる人たちに出会ってから、すべてではないけど、人生の8割はコントロール出来ると知った。
まだ小さいなら、障害枠とだけ決めつけないで、やりたいことに拘らせてあげて、ぼんやり過ごすのも否定しないでくださいとお願いします。
「遅咲きの成功者こそが幸せになる」ようなタイトルの本がおすすめです。

大企業には特例子会社がありますね。
さまざまな障がいをもつ方が働いています。
以前テレビで見たのですが、ドライブレコーダーに記録された映像を延々と見続け、横から出てくるわずかな自転車の影などを発見する人が保険会社にいるそうです。
その時は事故にはならなかったけど、事故になり得る状況を探し出すのが仕事だそうです。

他の方のレスも読んでいたら
振り返る事が出来て感慨深いです
進路選択は、本人自身が出来るように
どこに行きたい・やりたいとかの意志決定は本人に任せてきましたが‥ 気持ちに寄り添えていたのかな
(一緒に沢山見学に行ったり　色々な方の話しを聞いて情報を得たり　選択肢をいくつか提示出来るサポートのみを心がけて)

子どもが支援学校の高等部に入って１年の秋には、もう1回目の就労実習がありました
実習の前に、将来的に何がしたいか？　何が好きで、得意な事は？
など学校の先生に聞かれましたが
本人は、仕事ってどんな仕事があるの？
自分には何が合うんだろう‥ と

本人に働くイメージを持って貰う為に試した中で、オススメの本があります

「働く」の教科書 15人の先輩とやりたい仕事を見つけよう　　　中央法規出版

就労の参考にとてもなりました

高等部の3年で決まらない時は
就労移行支援や職業訓練校の障害枠もあります
特例子会社に入れたらラッキーなんですが
希望者多し！です　　
まして少ないから通える範囲にあるならなおラッキー　

道はきっと沢山ありますよ

障害雇用の良さは、就労後も支援センターのサポートを受けられる事　本人が会社以外に相談出来る場所の確保　就労すれば終わりじゃなく続けられるのかがポイントかと
何か仕事上や生活で悩みを抱えた時にサポート体制があるのは、親なきあとも大切になってくるかと思ってます