新鮮なビール、もしくはビールが通る管が
綺麗だとそのようになると、聞いたことが
あるけど違うのかな？

なのでグラスに輪っかができるお店は信用
できると思ってました。

両方とものグラスに輪っかできてません？

飲み方でそうなるとは初耳でした。

ビヤホール、ビヤガーデンで働いていたものです。

居酒屋とかは２０Ｌぐらいの業務用の樽ですが、
ビヤホールとかはビールタンクが５００～１０００Ｌ入るような巨大なもの。

居酒屋で使われているようなビールサーバーは炭酸ガスの圧力も低めで
ゆっくりと出てくるものですが、ビヤホールとかで大量注文がある店では
話が違ってきます。

ちなみに自分の働いていた店ではビールのドラフターから
蛇口の水のような勢いでジョッキに注いでいます。

泡の立ち方は温度が低いと泡が立ちません。
途中の管が汚れていると泡が沢山出てしまいます。
当然のようにグラスやジョッキも綺麗にしてないときれいに泡は立ちません。

きれいな泡っていうのは、泡の１つ１つがきめ細かいということです。
でも汚れとか油分とかがグラスにあると、その汚れを核にして
泡が大きくなってしまって、どんどん泡がつぶれてしまうんです。

泡がつぶれない上手な注ぎ方をしていれば、飲んだ後に白い輪が
つきやすくなりますよ。あとはちびちび飲まずにゴクゴクっと飲んで
ジョッキをテーブルに戻すとジョッキに輪が残りやすいかな。

ちなみにね、ビールってメーカーによって、商品によって、
注ぎ方のお勧めも違うって知ってました？

一度注ぎで泡を作りながら注ぐのが良いとされるメーカーもあれば、
二度注ぎでいったん多少の泡を作って落ち着かせて再度注ぐメーカーもある。

居酒屋などで使われているサーバーの場合には
レバーを引くと静かにビールが注がれて泡も立たないようになっていて、
（当然のように炭酸ボンベでかける圧そのものも最低限にしているが）
反対にレバーを押すとクリームのような泡を出せるものが結構あります。
見ていると、ビールフロートでも作っているような感じです。

ビヤホールのカウンターなどで注ぐところを見られる店だと、
注ぐのを見ているだけで楽しいよ。

ジョッキの側面の縞模様について

本来の意味はちょっと違ったかも。泡の縞模様は大なり小なり付きますが、その縞の間隔が均等で、キレイに崩れず残っているような飲み方が出来れば、一人前のビール飲みだ、と言う話だったような気がします。

と言うのは、縞の感覚が均等であるということは、一度に飲む量が常に一定である事（ガブガブ飲みやチビチビ飲みなどの変化が無い）の証しで、縞がキレイに崩れず残っているということは飲むペースが速い事の証し、だったような。

要するに、食べたり、喋ったりしながらも、自然と一定のペースでビールをグイグイいく程の呑兵衛、と言う事かな。

余談ですが、古代ではビールからパンを作り、パンからビールを作る、というサイクルがありました。今でも、生ビールからパンが作れますよ。