76歳の母のことです。
母は昔から思い込みの激しい性格です。
なかなか人の話に耳を傾けませんが、反面、自分が尊敬する人
(たとえば、通院している病院の医師や、法事などで関わりになった
お寺の住職など)の話は100%鵜呑みにし、それを人にも押し付けます。
ご先祖はきちんと供養しなくてはいけないと昔からよく言っており、それ自体は
もちろん良いことだとは思います。
ですが、供養のしかたなどは人それぞれ考えもあり、一概にこうすべきだとは
言えないと思うのです。
50年ほど前に亡くなった、私の父の父(母からみれば舅)の50回忌の法事を
しないといって、父の身内の悪口をいったり、きちんと供養しないからあの人は
あんな病気になった、などの話を今まで数えきれないくらい聞かされ、聞き苦しくてなりません。
親の50回忌など、子が健康で長生きしてこそできることだし、みんなが当たり前に
できることではないよ、と言い聞かせたり、年をとって病気がちになるのは皆が歩む道なのだから
先祖の祟りと結びつけるのはよくないよと正論でたしなめても通用しません。
そのくせ、自分の親(私からみれば祖父母)の供養については、お寺に永代供養を頼んだから
もう大丈夫といって、一度もお参りにいきません。
母の言う供養とは、「供養の形式を整えること」が重要なのであり、心が伴っていなくても
よいのだという気がします。
私は、特別たいそうなことをしなくても、ご先祖の冥福をこころから祈り、今の自分があるのは
ご先祖のおかげだと、感謝の気持ちを持つことが本当の供養だと思います。
皆さんの周りに、私の母のような人はいますか。
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