昨秋より気象用語が改訂され、時間帯を表す言葉が変わりました。
以前使用していた「宵のうち」が「夜の早い時間」に、「夜半」が「夜の遅い時間」になりましたが、改訂後の使用では個人によって頭に思い浮かぶ時刻に大きく違いが出るのではなかろうかと思う。例えば、高齢者にとって午後9時といえば、多くの方が就寝し、したがって夜の遅い時間帯となるが、働き盛りの方々にとっては、帰宅間もない時間であり、夜の早い時間帯となる。以前の表現ならば、宵のうちは、日没後おおむね2時間のことであり、夜半は日付の変わる前後2時間ほどのことを表すものであろうと思うが、若年層にわかりづらいとの理由から変更となったようだ。しかし、古くから有る情緒深い表現を捨て、無味乾燥で混乱を招く表現を用いるのは、国民全体の教養を引き下げるものではなかろうか。
私達も小さい頃、「草木も眠る丑三つ時」や「夜の帳が降りる頃」などの意味を親に聴いたり辞書で調べてして理解を深めたように、使うことによって受け継がれるのが言葉であり、言霊ではなかろうか。先日建築家の黒川紀章氏が逝去された時刻を、報道機関が未明(午前1時半過ぎなのに)と発表、正しいのか
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