私は現在21歳の社会人ですが、18歳の時吉屋信子さんの「花物語」に出会い、今では大好きな本の一つになりました。大正時代の少女向け娯楽小説なのですが、どの話にも社会の真実が書かれており、また多少の環境は違えど、テーマは現代でも全く通用する話ばかりなのに感心させられています。特に好きな話は「ダーリア」「緋桃の花」「睡蓮」「紫陽花」「浜茄子」です。先日JRのホームで若いサラリーマンの群れに思いっきり突き飛ばされた時も「あやめ」の話の一シーンを思い出してしまいました・・。吉屋さんの他の本では「屋根裏の二処女」が特に好きです。祖母から私の曾祖母がリアルタイムで読んでいて、彼女も吉屋信子のファンであったと聞いてなんだか嬉しくなりました。綺麗な文体の奥にある骨太なテーマ。皆さんの好きな一編を教えてください!
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