先日朝早く、近所の温泉に行きました。
日中は混んでいますが、早朝は空いていて、地元のおばあちゃんや常連さんが来ていることが多い場所です。
私は入浴を終え、ドライヤーをかけていました。鏡越しに高齢のおばあちゃんがやってくるのが見えました。
「おはようございます」と誰にともなく挨拶。もう1人いた常連らしき女性が「おはよう」と返事。その後もおばあちゃんは何かひとりでボソボソ呟いています。
すこし認知症気味かもしれません。
ここのロッカーは100円が必要ですが、帰る時に戻ってきます。
おばあちゃんはいつも使うロッカーがあるようで、ドアを開けようとしましたが開きません。
「ドアがあかんよ」と困っていると先ほどの常連らしき女性が「そこは誰か使ってるからこっちにしたら」別のロッカーを開けてあげました。
「100円持ってきた?鍵かけて帰る時に戻ってくるから忘れんように取るんよ。」
おばあちゃんは「そうね」と言って100円を入れようとしましたが入りません。「はいらんよ」常連の女性が見てみるとそこには誰かの忘れものの100円がありました。
その女性は「100円もう入っとうやん、おばあちゃんもらっておき。よかったね、朝からいいことあったねー」と笑って帰っていきました。
おばあちゃんもうれしそうでした。
忘れ物の100円を見つけたら私ならどうするかな、番台に届けるかな、ちゃっかりもらうかな、そのままにしておくかな。でもなんとみんなが幸せな終わり方。
得したおばあちゃんも、そうしてあげた女性も、それを聞いていた私もみんなほんのり幸せな気分になりました。
みなさんのちょっといい話があったら教えてください。
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