ドロシー・ギルマンの『一人で生きる勇気』。最近、文庫で出ました。邦題はちょっと意味不明ですが、原題は A New Kind of Country。結婚・離婚・子離れ・アメリカの都会からカナダの田舎への移住・農業と作家業の日々の暮らしについて、鋭い洞察を織り交ぜながら書かれています。私はこの人の作品を読んだことが全くないのですが、一人の人間として精神的に自立しながらバランスのとれた暮らしを目ざす彼女の姿勢にはとても励まされました。
それから、神谷美恵子の随筆と訳詩。彼女の本では『生きがいについて』が有名ですが、私は『日記・書簡集』をすすめます。恵まれた環境に育ったの神谷美恵子も家事・育児と自分の仕事や生き方・他人との関係について悩みながら生きていたということを知って、なんとなく同志を得たような心強さを感じました。彼女が訳した『ハリール・ジブラーンの詩』もおすすめです。こちらは訳も解説も読みやすいけど、じーんときます。
もうちょっと実際的なものでは、ジョン・グレイの『男は火星人 女は金星人』は男女のコミュニケーションの差異について教えてもらった貴重な本でした。