このごろ、電車のなかでも本を読んでいる人を見かけることが少なくなりましたが、みなさんはどのような本を読んでおられますか?わたしは須賀敦子さんの「トリエステの坂道」という本を読んでいます。
これは須賀さんのイタリアでの家族、リッカ家の人々を描いたものであり、「家族」という言葉の響きが数十年前と違ってきた昨今、ふと、懐かしい日々の一幕を想起させるようで、通勤の電車が楽しくなるような一冊です。
わたしは、子供のころから、ベッドタイムに本を読む習慣がありますけれど、タンタンノ冒険旅行シリーズ、ピーターラビットのおはなしから始まって、いまは丸谷才一さんの随筆やグレアムグリーンの「ヒューマンファクター」などを読んでいますが、先週から読み始めた、ウンベルトエーコというイタリアの鬼才が書いた「フーコーの振り子」という、ちょっとダシールハメットの「マルタの鷹」を思わせるような格調高いミステリーを読んでいます。本の世界ってほんとうにすごいですね。いつか好きなだけ本を読める暮らしをしたいなぁ、そう思いながら毎日蟻のように暮らしています。
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