今日ちょっとした事件を目撃した。
私の乗ったメトロに赤ちゃんを抱いたお母さんが乗ってきた。
朝の通勤時でもあり、あいにく席は空いていなかった。
たまたまそのお母さんが立った前の席に座っていた中年の男性が席を譲ろうと立ち上がったところ、お母さんは、「大丈夫です、どうぞ座っていてください」と固辞しました。
私は、遠慮しているのかな?
それとも、座ってしまうと赤ちゃんが泣いてしまうので、たっていたいのかな?
など色々想像していました。
しばらくすると、その後乗り込んできて近くにいた中年の男性が独り言のように「赤ちゃんが目の前で立っているのに、席を譲って上げられないのか、恥ずかしいよな!」と言って停車した駅で降りていきました。
堰を譲ろうとした男性も、お母さんも、びっくりして顔を見合わせ、「いいえ、違うのです」と言うように首を振って見せました。
しかし、注意を促した中年の男性はそれを見ることもなくメトロを降りてしまいました。
次の駅で、席を譲ろうとした男性の隣が空きました。
すると、そそくさとお母さんはその席に座りました。
それまで、皆さんそれぞれの立場での善行に満ちた行為がちょっとした誤解を生んで、なんとなくほほえましくも暖かく感じていた気持ちが少し曇りました。
お母さんが空いた席に座ったと言うことは、遠慮をしていたのだろうと私は思いました。
遠慮は、日本的な文化であり、良い習慣だと思います。
しかし、せっかくの好意を無にするような事なのだとも感じました。
遠慮についてちょっと考えさせられた事件でした。
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