ずいぶん昔に読んだ小説のタイトルと著者をご存知の方、いらっしゃいませんか?
あらすじは、
姉が死の床にある弟を見舞う。弟の足の裏はかさついている。
姉は、二人が小学生だったころを回想する。
運動会の日、母が珍しくのり巻きを作って持たせてくれた。
運動会の途中、弟が困った顔でやって来る。のり巻きが切れてないので食べられないと
いうのだ。確かめると、自分のも同じだった。姉は、手持ちの小刀で苦労してのり巻きを
二つに切り、不恰好ながらおにぎりの形にしてやる。帰宅して母に文句を言うと、
母は涙を浮かべながら大笑いして、心から謝ってくれる。以来、食卓にのり巻きが
出されると、姉と弟は目をぱちぱちさせて合図を送りあうのがならわしになった。
弟の死後、姉は仏前にのり巻きを供える。昔のように弟と、目をぱちぱちさせて
合図を送りあいたかったからだ。
こんなお話です。
もう30年以上前に、子供向けの雑誌、たぶん「○年の学習」か何かで読んだのだと
思うのですが。先日映画化された幸田文さんの「おとうと」でもないようです。
ずっと気になっていて探しているのですが、見つけられずにいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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