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国境の南、太陽の西

レス19
(トピ主 2
041
haruki
話題
この小説の良さを教えてください。

村上作品はどれも好きなのですが、
この作品は好きになれません。

スプートニクの恋人にも
似たような感想を抱いています。

理解できない、汚らわしい、といった。

トピ内ID:2989906215

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「好きになれない」でいいかと

041
カップ
理解できない、汚らわしい、って感じるということは、この小説に何かトピ主さんの心を逆なでするような箇所があったということでしょうか… コンプレックスを刺激する、 自分の倫理と違う、などの。 だとしたら、仕方ないのでは? わざわざ好きになる必要はないと思います。 私は島本さんの謎めきっぷりが好きです。 この人、何してる人なのかな?って読み返すたび不思議になります。

トピ内ID:3049948075

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村上作品の中で

🐤
リリコ
この作品がいちばん好きです。けれど同じ村上作品で苦手な本もあります。 今ですと1Q84の良さがいまいちわかりません。 私はむりに好きになることないと思いますが好きにならなければいけない理由が何かあるのでしょうか?

トピ内ID:5458536278

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そうですね~

041
いわし
村上ワールド共通の主人公が日常からふとしたきっかけでちょっと異質な世界に足を踏み込んじゃう感じですかね。 とはいえ私もとっつき難かった作品です。 「世界の終わり~」が一番好きなタイプなので… しばらく買って読み進まないでいたけど、数年後入院した時一気に読めました。 私も非現実な状況だったからかしら(笑) 購入時より歳をとったのもあるかも。 でも読み返してはいない作品です。 ヨコですが村上作品はあんなに売れているのに周りに一人も読んでる人や愛読者がいないのが不思議…

トピ内ID:1623524190

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その感想でいいのでは?

041
やみくろ
他の方も仰っていますが、トピ主さんがそう感じたならそれでいいのだと思います。 私もあの作品は好きではなく、村上作品では唯一読み返していない作品ですが、無理に理解しようとは思わないし、好きな作家の作品なのだから好きにならなければならないとは思いません。 だから、もしかしたら何年か経って読み返したくなるときも来るかもしれないし、そうなったときに読み返してみて感想が変わるかもしれない、ぐらいにしか思いません。 もしかしたら、ハルキ氏は、トピ主さんが感じた、人間の中にある「汚らわしい」という部分を引き出したい、揺さぶりたい、と思ったのかもしれません。 ところで、いわし様の >村上作品はあんなに売れているのに周りに一人も読んでる人や愛読者がいないのが不思議… ちなみに私の場合、村上ファンだと周りにあまり言いたくないのです。 なんと言うか、大切に自分の中にしまっておきたい、誰かとこの想いを共有したいと思わない、という閉鎖的な感情がありまして(苦笑) そういう人間もおります。

トピ内ID:5970308883

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ダンス・ダンス・ダンスが一番!

🐧
カンガルー
最近の村上作品のなかでは、一番好きです。(最近でもないか…) 大人のエッセンス満載で、これぞ村上春樹ワールドだと思います。 おそらく登場人物たちと自分の年代が一緒だから、共感できる部分が多々あるからでしょう。 島本さんがいったいどんな人物だったのか謎のまま、真相が最後まで明かされなかったのには少しストレスになりましたが、明かされなかったのも作者の狙いかなと思います。 わたし(女です)が一番好きで、幾度となく読み返す箇所は、大人になったハジメくんと島本さんが、経営するバーで再会するところです。

トピ内ID:5030734334

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180度印象が変わった

🐤
パスタ
好きになれるような、気の利いた分析はできませんが、 自分の印象が180度変わった作品だったので出てきました。 20代で初めて読んだときは、私も嫌な作品だと思いました。 妻実家のお金でおしゃれなバーを経営して、小金のできた男が 初恋の人と浮気・・・みたいな、すごく表面的な筋立てに反応していました。 1年前に何の気なく読み返したとき、作品にたちこめる死の気配にぞっとしました。 島本さんって、(多分子どもがらみで)ひどく傷ついていて、 すでに死の国にいるか、死に強く傾斜している人だと思うんです。 足が治っているところとか、旅行中に起きた発作と薬とか。 「ノルウェイの森」の直子的存在ですね。 イズミっていうのは、主人公に裏切られて、生きているけど損なわれている人。 妻は前の男に損なわれかけたけど、主人公と生きなおしている。 主人公は、自分は島本さんを決して救えないし、 このままだと妻も自分もイズミのような損なわれた人生を生きていくことになると悟って、 生の側に留まろうと思ったんじゃないでしょうか。 みなさんのご意見も楽しみです。

トピ内ID:9311917758

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長年のファンです

🙂
haruko
harukiさんは、村上春樹さんの全作品をお読みですか? 長年のファンからしますと、彼の作品の良さを理解するためには、初期の作品から順に読む必要があると感じます。 私自身、スプートニクの恋人 あたりから読み始めたら、嫌悪感を覚えたかもしれません。 一番のおすすめは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」です。この作品を読んで彼を理解できなければ、村上さんとは縁がない・・ということでしょう。 さて、harukiさんが「汚らわしい」とお感じになるのは、性的な表現などの部分でしょうか? 主人公が「不倫」に走ろうとする箇所でしょうか。 村上春樹さんの作品においては性的表現が多様され、ファンである私自身も、「どうしてここで性交渉が必要?」と不思議に思うところもあります。 しかし、性愛に注目して作品を読む読者のほうに問題があるのかもしれません。彼が描いている性愛は「生の一環」であり、汚らわしいことでも、特筆すべきことでもないのです。 そして、彼は性愛そのものを描写しているのではなく、常に何かの記号として表しているのだと、私は理解しています。

トピ内ID:9186184504

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レスありがとうございます

041
haruki トピ主
いわしさん 私の周りにも愛読者が少なく、共感できず寂しく思っていました やみくろさん しかし、最近は1Q84などの新規参入により、 昔からのファンだという自分だけの思いを持つようになりました(笑) カンガルーさん バーで再開するシーンの描写は私も大好きです。 パスタさん ありがとうございます。 こういう意見を求めていました。 主観で構わないので、良さを教えてもらいたかったのです。 私も30代既婚となった今、読み返してみると、 今では感じられなくなった恋の切なさ、 のようなものを伝えたかったのかなとも思います。 島本さんの、死とすれすれの所も、よく分かります。

トピ内ID:2989906215

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私にとってはベストスリーに入る作品です

😨
りー
あそこまで魂が近い誰かに、巡り合える人生をうらやましいと思いました。 この話が嫌いな女性はおそらく島本さんではなくて、主人公の奥様に感情移入してしまうんでしょうね。そして、主人公のツインソウルが配偶者ではないことに反発を覚えるのだと思います。 私の価値観では、一番魂が近いということと、一生を共に過ごすということは、必ずしも一致しないので、違和感を感じないのでしょう。(既婚女性で夫ともうまくいっていますが…) 主人公二人の関係性に感じる魅力、と、その素晴らしい関係性を持っている二人が婚外の関係であることに感じる反発 のどちらを大きく感じるかで評価が異なるのだと思います。 私は、ねじまき鳥のご夫婦の関係性も、国境の南の二人の関係性も、同じように価値を感じます。 ついでにいうと、国境の南の主人公の奥様の有紀子も私は好きです。家の夫に、始のようなことが起きた時は、彼女のようにありたいと思います。 結局のところ、私が村上作品を好きなのは登場する女性たちの価値観が好きだからだと思います。 私にとってはあまり意味のない小さなことがとても重要な女性たちが登場しないので安心感があります。

トピ内ID:8492171229

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一番好きです。

041
やれやれ
最初から最後まで、まるでずっと夜の闇の中でストーリーが続いているような重苦しい雰囲気なのですが、それがかえって落ち着きます。 性愛の描写で、横から覗き込んだ夫が「ポルノを読んでいるの?」と聞いてきたのですが、それがトピ主さんの「汚らわしい」という感想にもつながるのでしょうか。春樹氏が描くと、この手の描写の完成度も大変高く、いつか大人のための本格的な官能小説を執筆して欲しい、と本気で思っているくらいです。 みなさんのレスにもありますが、無理に理解することはないのではないでしょうか。それは、小説の読み方とは違うような気がします。自由に感じることが一番ではないですか。私も『ねじまき鳥クロニクル』の残酷な描写をどうしても受け入れられず理解出来ないのですが、これもいわゆる感想です。 >村上作品はあんなに売れているのに周りに一人も読んでる人や愛読者がいないのが不思議… 私も、やみくろ様と同じく、春樹ファンだとは周囲に余り言いません。「大切に自分の中にしまっておきたい」って、よくわかります。現実で認知されると、春樹氏の小説の世界にうまく入り込めなくなりそうなので。

トピ内ID:6142784629

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レスありがとうございます

041
haruki トピ主
harukoさま 作品は翻訳などは省いてエッセイなども全て読みました。 「ノルウェイの森」に共鳴し、世界の終わり、ダンス×3などの代表作が気に入っています。何度も読み返しています。 >さて、harukiさんが「汚らわしい」とお感じになるのは、性的な表現などの部分でしょうか? 不倫そのものを悪とするのでなく、島本さんの女性性についてでしょうか。 たとえば、初めてバーで会った時に 「一目見て帰ろうと思っていたけど、声をかけずにはいられなかった」とか、 「川を知らない?」と最初から連れて行ってもらうつもりで聞いておいて、 「私はそんなつもりではなかった。あなたを困らせてしまう。」と、 巧妙に主人公に誘わせる。 他、バーに来たり来なかったり、 妻子があるのに、昼間のデートに誘ったりと、 気を惹く行為満載です。 極めつけは、別荘で「初めての時はこうしたかった」と 奇妙なセックスを始めたこと。 この女性は一体何なんだろう?と思いました。 でも今は彼女の苦しみや事情も少しだけ分かるようになってきました。

トピ内ID:2989906215

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「こちら側」と「あちら側」を感じる

🐤
海雀
 本当は「ファン」というほど沢山作品を読んでいる訳ではない(ファンサイト等も全然見たことがない)のですが、村上さんのストーリーでは、よく「あちら側」と「こちら側」を感じます。  スプートニクと、国境の南、は、より現実社会に近い場所に立っている主人公が不意にあちら側を覗いた、という感じがする作品です。  羊男が出てくるシリーズ(?という表現でいいかな)やハードボイルド、ねじまき鳥、カフカは比較的ファンタジーというか、主人公の生きる世界自体が空想世界に近く、「あちら側」との距離が近い感じです。  だから、前者は、普通の生き方と思っていたら急に異次元へ…の感覚が大きく、足元が揺れる不安感が大きい感じがしました。  後者は、そういう物語だと思って読んでいるので、「あちら側」も「あり得るかもしれない世界」と感じました。    「ノルウェイ」は「あちら側」に行く人が初めから決まっているので、あまり足元がぐらぐらする感じはありませんでした。  …と、「感じ」の数が物語るように、上記は私が勝手に思ったことです。見方のひとつとして受け取っていただければ幸いです。  

トピ内ID:4434168224

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私もトピ主さんと同感です

🙂
レスタト
30代後半 既婚 男 です。 私もトピ主さんと同じように、「汚らわしい!」「奥さん可哀想!」と思って読んだ記憶があります。 主人公は、「安定し満ち足りた現実の生活」と、「失われた昔の記憶を呼び戻す非現実めいた世界」という2種類の自分を生きることが可能なのが、ちょっとズルいなと(笑)。 しかし、高速道路でハンドルを切らなかったのが、奥さんへのせめてもの思いやり(?)なんですかね。 私は「世界の終り…」や「ねじまき鳥…」が好きなので、「国境の南…」みたいな作品は、心の中にスーっと入ってきすぎて、逆に苦手かなと思います。 確かに島本さんって、「ノルウェイの森」の直子的ですね。

トピ内ID:7039800324

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スプートニクが一番好きです

041
もこ
村上作品にはまったのは「羊をめぐる冒険」でしたが 「スプートニクの恋人」は何度読んでも面白いし 一番印象深いです。「国境の南」も好きです。 なぜだろう? 「女性」に共感できるからかなぁ。 他の作品の女性達にはあまり共感できないけれど、 この2作品の女性には共感できる部分が多いからかもしれない。 他の作品の女性達はなんとなく 少年漫画に出てくる主人公が恋する女性みたいな 足立充の女子像みたいな、なんだか現実味が薄くて。 他の作品の女性達はエピソードは覚えてるんだけど、 どんな感じだったか思い出せないんですよね。

トピ内ID:3994031090

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読み返してみます!

041
いわし
今思うと私も島本さんと直子が苦手。 両方とも闇を抱えてますがなんか主人公に対してのしたたかさが好きになれなかった。 他の女性登場人物に比べると匂い(臭い)があるんですよね。 でもどちらも春樹さんの執筆した年齢になったらまた違ったイメージかもと思いました。 『1Q84』が読み終わったら読み返してみます。 最近読むの遅くなりまして…(読者を楽しめる感覚が鈍くなった) なんかいろんな意味で年齢を感じてます(笑)

トピ内ID:1623524190

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昨日、再び手にしました。

スプートニク
一年前、(エルサレム賞受賞スピーチをテレビで観て)村上春樹さんの長編小説を読破しようと思い、デビュー作から「アフターダーク」まで読みました。 わたしが一番好きなのは、「スプートニクの恋人」です。「村上春樹さん、ふざけてるのかしら?」と思ってしまったほど笑いをこらえきれない文章がツボにはまったのです。 「国境の南、太陽の西」は、読み終わった時たいして深い印象を持ちませんでした。通過点の意味合いしかなかったのですが、ここ数日この小説のタイトル等目にすることが多々あり、昨日再び書店で購入しました。 現在の自分が無意識に求めているものに呼び寄せられたのかもしれません。 (吸引力? このことばは本編にも登場しました) 「また会いに行っていい?」 「私のことをまだ嫌いじゃない?」 一度目読んだ時には記憶にも残らなかった島本さんのことばが、今はわたしの心をとらえています。 伝えたいけれど、口にするには勇気のいることばです。

トピ内ID:9977004687

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印象に残らなかったです

041
bot
村上春樹は読みやすいので、いままでに出た本はほとんど読んでいます。 「国境の南、太陽の西」「スプートニクの恋人」 ともに印象に残っていなくて、わたしにとってはそれだけの話でした。 ほとんど内容を覚えていない私から見ると、良さがわからないというのは、それだけ話に引き込まれた部分があるのかもしれません。 「1Q84」も読み終えたばかりなので憶えてはいますが「ノルウェーの森」同様に好きではありません。 それでも新作が出るたびに読むのは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」や「羊をめぐる冒険」が面白かったからです。

トピ内ID:1744594105

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一番好きな作品でした。

🐱
アメ
初めての春樹作品は「ノルウェイの森」でした。小6だったのでチンプンカンプン(笑) 「国境の~」は13年前位?高校生でした。 ちょうど物語に出てくるような恋をしていて、行き詰まってました。 結局物語と同じように破局しましたが、そのときに自分を重ね合わせて本が傷むまで読みました。 人生の中であれほど泣いたのはあれっきりです。 ちなみに一人っ子が珍しいというのも私にはツボでした。私一人っ子なんで。 よく見てみたら、周りで一人っ子いないじゃん!て。 最近読んだら、当時の感動は得られなかった。 恋してると感じ方も違うのかもしれません。 性描写は落ち着いていると思いますよ。もう一人の村上さんの方が凄いと思います。 マイベストはやっぱり羊三部作かな~。 言いようのない不安を感じます。

トピ内ID:2718325332

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喪失の物語

041
えるみ
この本を「不倫の話」として読んでしまうと汚らしいと思ってしまうのかもしれませんね。 いろいろな読み方があると思いますし、年代によっても自分の経験によっても感想が違ってくると思います。(私にとっては村上作品の中でベスト3に入るものです。) ソウルメイトとやっと出会ったのに、もう一度別れを経験する主人公の喪失感、恐ろしいまでの孤独、がそこここに描写されていると思います。また、どこまでいっても自分は自分でしかないこと、損なわれるということ、なども(これも村上ワールドではおなじみですね)書かれていると思いました。 私は最後の方の海に降る雨の描写が好きです。

トピ内ID:8786281950

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