昼は唇のまわりを油でギトギトにしながら定食屋の天丼とかき揚うどんを食べて、夜は地元の焼肉屋でカルビを三皿と牛タンを二皿、ユッケにキムチ盛り合わせ、そしてカルビクッパとカルビ麺を一杯づつ食べました。ビールは2本。
数日前、彼が女と逃げました。
頼むから別れてくれ、他に女がいる、もう開放してくれ、という彼からのメールが届いて、それっきり。
開放? それほど彼をがんじがらめに束縛してきた? そんなつもりじゃなかったのに。
彼との生活は3年余り。都心に分譲のワンルームマンションを購入し、お互いの肩を擦るようにして暮らしてきました。
30平方メートルという小スペースは私たちにとって決して心地よいものではなかったけれど、どうせいつもベタベタとくっ付いているんだし、常に私の体温を傍に感じていたいから、と言ったのは彼の方でした。
やがてそうした生活に息苦しさを覚え、耐えているのは私なのだと苛立ちながら、せめて食事くらいは一人でとりたいと近所の飯屋に通い始め、それでもストレスは溜まる一方でさらに食い物を求め続け気が付いたらこんなに巨大化した身体に。
彼がバイトを点々とする間、私が稼ぎ寝起きする空間を彼に与え飯を食わせちょっとした贅沢も許していたのだ。
私の方が被害者だ。何故「開放してくれ」なのか。私から出て行けとは言わなかったが、一緒に居てくれと頼んだ覚えもない。
でも、本当にそうか? 彼も確かに耐えていただろう、目の前に横たわるこの巨大な肉の塊に。そのことを私は知っていたじゃないか。
彼が置いていったPCの壁紙には3年前の水着姿の私の写真が。もう戻れない。
これから先のことを思うと怖いです。何もかもがじわじわと進行して、そして変わり果ててしまいました。
何か言葉だけでも。お願いいたします。
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