1年と少し前に、C型肝炎から肝臓がんになった父を亡くしました。69歳、あと1カ月で70歳の誕生日を迎える事ができるはずでした。
父は昔から気性が激しく、私達家族が自分の思い通りにならないと怒鳴ったり殴ったりするような人でした。私達はいつも父の顔色をうかがいながら生活していたので、とても窮屈に感じていたしストレスもありました。
私が子供の頃はよくはがいじめにして無理やりキスをしてきたり、高学年になった私がお風呂に入ってる時に突然入浴しにきたり、この年代の人だから仕方ないかもしれないけどデリカシーがない人でした。
私が大人になると父も少しずつ温厚になってきましたが、幼少の頃の思い出が強烈すぎて、そのギャップと父に対する嫌悪感に苦しむ日々でした。
そんな中、父の癌が発覚しました。偶然にも、それまでずっと夫の転勤で地方にいた私は実家近くの街に戻る事ができました。たくさん会いに来てほしかったと思うのですが、子供時代からのわだかまりがあり、3か月に1度ぐらいしか会いに行きませんでした。
子供を連れて泊まるとすごく嬉しそうにしていて「いつもは静かな家だから、1階で子供がはしゃいでる声が2階の寝室に聞こえてくるという雰囲気がとてもいい。また来てくれ。」と言ってました。
そして二度と忘れられない年末、私達家族が実家に到着する5分ほど前からお風呂に入ってた父は、一度も言葉を交わす事なく、そのまま眠るようにお風呂の中で亡くなりました。
私達の到着を楽しみにしていたようで、「まだこないのか?」と何度も母に聞いていたそう。
私はお風呂場で見た父の最期の姿が脳裏にやきついて離れません。もっと会いに行けばよかった。もっと会話すればよかった。寂しく死なせてしまってごめん。
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