私の両親は高齢で病気も抱えているのですが、夫婦で色々補いながら自立した生活を送っています。
先日手伝いに行ったとき、父(90歳)から足の爪切りを頼まれました。もう力が入らないんだそうです。
父の足を生まれて初めて見ました。
乾燥してしわしわで細いのにむくんだ足でした。
外反母趾で巻き爪もあって、90年いろいろ苦労した足なんですね。
伸びた爪を痛くならないように、ニッパー型の爪切りで格闘したのですが
「イテテ、イテテ」と言うので、時々足の裏をくすぐりました。
笑いたいのか痛いのか、梅干しみたいな顔して足を突き出している父の姿が滑稽で、私はなんだか調子が出てきました。
「どんどんいきましょう!」と母の足の爪も切って、仕上げに、こちょこちょをおまけしました。
ふと耳掃除のことを思いつき、聞いてみると「悪いなあ」と言うことで、
母に懐中電灯で照らす係になってもらい、テーブルに座布団を重ね父の耳の中を覗きました。
母の耳も掃除しました。
両親の耳の中を見たのも、この日が初めてです。
二人とも「聞こえがよくなった」と感激していたので、もっと早くに気づいてあげればよかったです。
さっぱりした父は懐中電灯を手にして「それじゃ、今度はお前の番だ」と妙に張り切り、
母は母でソファに座り直して「さあ、どうぞ、どうぞ」と自分の膝を差し出してくれたのですが、
私はとっさに「きれいです!」と断ってしまいました。
家に帰ってから二人の残念そうな顔が浮かび、ちょっと後悔です。
やっぱり取ってもらえばよかったかなと。
あのノリで取ってもらってもよかったなと。
今は大好きな母ですが、昔はその逆でした。
何十年と確執があったため、母の膝枕なんて覚えがないです。
その分の埋め合わせと言っては何ですが、
次回から私のひざまくらで耳掃除をしてあげようかな・・・
な~んてやさしいことも、たまには考えます。
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