実家を訪ねていくと、両親から「これ必要なら持っていって。要らなかったら処分して」と言われることが多くなりました。
先日、母から渡されたのは上品な格子柄のワンピースです。
もう20年以上前、還暦の同窓会に出席するために購入したと言います。
父が百貨店で選んでくれたそうです。
続けて差し出された箱には、パンプスとバッグが入っていました。
ワンピースの色をさりげなく取り入れた靴といい、差し色の鞄といい、
ファッション誌に載っているような組み合わせです。
母いわく、
「お父さんがコーディネートしてくれた、お母さんのイッチョウラ」だそうで
袖を通すようせかされました。
披露すると「まあ素敵!ピッタリじゃないの」と母が手をたたくので
「それじゃあ、ついでに」と、靴を履きバッグを持ちました。
父が「とっておいて良かった。よく似合う」と言うと、
母はどこかから写真を探してきて「ほら、お母さん、ここ」と指差しました。
端の方にいて頭しか見えません。
「大切なもの、ありがとう。さっそくこれ着て銀座にお食事でも行こうかな。みんな振り返るわね、なんちゃって」
「ああ良かった。喜んでもらえて」と父と母。
ホントに私ってなんちゃって・・・です。
ボタンがはち切れないように、お腹をへっこましていたんです。
バッグは持ち手が少しベトついていたんです。
パンプスはきつきつで、よく見たらカビに浸食されていたんです。
娘がいたら、私も母と同じようなことするのでしょう。
何かあげたくなるのでしょうね。
娘がいたらな・・・と思います。
でも私の娘、時々「う~ん・・・まいったな」って思うでしょうね。
パンプスは内緒でさよならします。
エレガントなワンピース。
これは私次第です。
あとウエスト5センチ、根性で痩せます。
バッグはお手入れすればどうにかなりそうです。
蘇らせます。
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