その昔、ソバージュが流行った時代の話です。
私は中学生の頃から同じ美容師さん(男性)に髪を切ってもらっていて、その美容師さんが店を移ると追いかけて自分もその店に換えて通うほど、長年その美容師さんを信頼してお願いしていました。
大学生の頃、いつも通りその美容師さんの店に行き、「髪の半分あたりから、大きめのソバージュをフワッとかけてください」と注文。肩甲骨下まで伸びたロングヘアでした。
途中、ちょっとおかしいな?と思いつつ信頼していたので任せていたら、仕上がってみると、根元近くから細かくビッシリとかかったソバージュに!「イメージチェンジもいいかと思って、勝手に変えたよ。ごめんね。」と言われました。
凄くショックでしたが、超が付くほど内気だった私は半べそになりながら何も言えず……。
会計の際、「ポイントカード、新しくしましょうか?」と聞かれ、「もう来ないので要らないです。」とだけ言って店を後にしました。
翌日、根元からのソバージュの扱いに苦労して、結局結わいて纏めて登校。
すると、友人が私の結わいた頭を見て、「10円禿げがある!」と。
帰宅後確認すると、全部で3~4箇所、円形に脱毛していました。
親の離婚で家庭内がメチャクチャになり、ストレスが溜まっていたタイミングでした。気づかぬうちに体に出ていたのでしょう。
私の頭皮を見て何も言わず勝手に髪を変えちゃってくれた美容師さん、その後なんとなく気まずくなって行けなくなってしまったけど、50歳を過ぎても忘れられずにいます。
何も言わずに脱毛が隠れる髪にしてくれてありがとう。優しさだったのに、気づかなくてごめんなさい。
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