一昨年亡くなった母が、生前着物が好きで、掘り出し物の反物を見つけて来ては、何着も私の着物を縫ってくれました。
そんな母の実家では、祖母が機を織り、皆で家族の着物を縫っていたそうです。今は昔ばなしですが。
私は、ミシンで浴衣を縫うしかできませんが、着物を着るのは好きで、縫ってもらった物を、行事に私的に度々着ていました。
自分が頂いたお給料でも徐々に整え、四季に合わせた着物や帯も作り、一揃え収めた自分の箪笥が出来上がりました。
通販で取り寄せられる桐箪笥を、仕事から帰宅すると自分で組み立てました汗。
そして専業主婦になり、妊娠、子育て、送迎、学校行事、家事、と着替えの時間も惜しんで動き回る生活になり、冠婚しか着物を着る機会はなくなりました。
汚れたらサッと洗えてスグ乾く、化繊の着物もたしか持っていました……いつ着たのかさえ思い出せない、常に洋服姿。
そんな二十数年でしたが、子が私の振袖の一着を気に入って、何度も着てくれています。
それは、プラチナ糸が織り込まれて、縫いにくいので母が仕立てを後回した反物の一つでした。
私が呉服店に依頼し、元禄小袖風の小振袖に仕立てました。
作家の一点物だった反物は、袖を通すのがためらわれる存在感の着物となり、真っさらなまま箪笥に眠らせていました。
30年近く経て、その着物は外に出られました。
反物を買い求めた母も、子が一緒の体型だった私も、似合うお気に入りを見つけられた子も、良かったです。
来春も着たいから送って欲しい、と言われ、送り出すことになりました。
一仕事ですが、湿気にくくてコンパクトな収納を見つけ、小物や仕立てた時に出た端布もお共にして、次へ繫げなくては。
小町の皆様方の、そっと続けていること、好きで続いていること。
よろしければ、お教えください。
私のモチベーションにさせて頂ければ嬉しく、よろしくお願いします。
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