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古い絵の具の色飛び。絵画の修復。絵画に感動するとは?

レス8
(トピ主 1
🐧
うお座
話題
フェルメールが大好きです。 が、絵画の知識が乏しいので、350年前の絵の具なんて、色がもう飛んじゃってるのでは?と思うのです。 色が飛んじゃったら質感だって分からなくならない? 今目にしている作品って例えば350年前のオリジナルの色とかタッチ「そのままを見てるのではない」ということなのでは? 「真珠の首飾りの少女」の鮮やかなターバンの色とか、ハイライトのトライアングルにいつも感動するんですが、もしかしたらそれって絵画修復師が手を加えていて、彼らのセンスに感動している!? 海外の小説を読んで面白いって思っても、それは「翻訳者の文章」を読んでるってことだから、修復された絵画もそれと同じなんじゃないだろうかと。 今目にしている古い絵画作品は本当に画家が描こうとした「そのもの」なんでしょうか? 「オリジナル」に「修復師のセンス・テクニック」というフィルターを通して我々は絵画に感動を覚えるのでしょうか?

トピ内ID:8121976153

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絵画は詳しくないのですが、

ハクション大魔王
私は音楽を聴くのですが、例えばクラシックなんて、実際に作曲家が楽譜に書いたものを演奏する段になると、演奏者や指揮者が「曲の解釈」という名の下に色々な改変をすることがあります。 改変というのは少し大げさかもしれませんが、とにかく「作曲者が意図した通りの演奏」ではないことは事実です。 モーツァルトの作品が、実際に彼の頭の中で「どのように鳴っていたか」を知ることは出来ません。あくまでも想像するしかないのです。つまり作者であるモーツァルトの想定した通りの演奏ではない、ということですね。それでも人はモーツァルトの音楽の演奏を聴いて感動するのです。 或いは昔の録音、例えばカザルスの弾くバッハの「無伴奏チェロ組曲」ですが、これはモノラルの古い録音で、当然ノイズだらけで細かい部分が不鮮明で聴き取り辛かったり、音質も相当悪いです。ですが、これも現代の人が聴いて感銘を受けるのです。 絵画と音楽で当然異なる部分も多いと思いますが、やはり人が芸術作品に接して受ける感動というのは、作品の細かな部分に対しての反応ではなく、その作品全体から滲み出るオーラというか、「空気」に対してではないでしょうか。

トピ内ID:0200288825

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そこも含めての古典芸術だから。

041
oioi
クラシック音楽も、残っている楽譜をたよりに、今の時代に生きる音楽家によって再現されされているわけで、その音が本当に当時の作曲家が意図したモノかどうかは解らない訳です。でも専門家の知識と感性によってある程度忠実に再現されているという仮定で、実際に私たちはその音楽に感動し、当時の音楽に思いを馳せることが出来る訳です。 古典小説もしかり。現代文や外国語に訳してより多くに人に読まれ、十分その魅力を伝える事が出来ます。 古典芸術に関しては、その復元過程も含めての「価値」だと思います。 うお座さんのように「本当はこういう色だったかも」っていう想像の余地がある芸術が、古典芸術の醍醐味・ロマンだと思います。

トピ内ID:6727761877

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フェルメールの青は

041
mimi
ラピスラズリと言う鉱物を細かく砕いてできている絵の具です。 例えばラピスラズリのブローチが時間が経ったら色があせたという事がないように、鉱物系の絵の具の色は変わらないと思います。

トピ内ID:0621599570

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ご心配には及ばないようですよ

041
フェイク
源氏物語絵巻を修復する営みを扱ったTV番組を見ました。 科学技術により、使用していた材料や当時の色彩が判読できる ようですね。 また、修復を行う専門家がいて、元の作品を忠実に再現できる 様です。 誰かの真似をして絵を描いても誰も評価してくれないように芸術 作品は、精神性が第一ですが、修復の専門家は、その事に、何 よりも精神を注力する様です。 演奏家も、作品理解を第一に求められるようですね。 修復の専門家のおかげで、画家の精神に触れる事ができるのを とても嬉しく思います。 翻訳も、自分では外国語を読み解く事ができないので、翻訳家 の仕事により、外国の人たちの精神に触れる事ができる事も、 とても嬉しく思います。 人間は、他の人間を完全に理解する事は不可能だと言います。 でも、それでも、外国の人を含めて、他の人間を理解したい、 私達よりも先に生まれて人生を送った過去の人たちも理解した い。それが、個として存在する自分が、普遍へ接近する方法で あるから。 最近、美術館に行っていないなぁ。(独白)

トピ内ID:5164033459

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システィーナ礼拝堂の修復が有名ですね。

041
ケリー
美術修復と言うと前世紀末のシスティーナ礼拝堂の修復が有名ですね。 安田生命の後援で修復が行われたおかげで日本テレビが修復の過程の詳細な記録を取り、あの頃は毎年文化の日になると修復の途中経過を紹介する特別番組が放映されたものです。 修復の過程は書籍にもまとめられているので、読めば前後でいかなる劇的な変化があったのかよく分かります。 中学生の頃、美術全集で見た「最後の審判」は全体に茶色がかったトーンの暗い絵でしたが、修復後は真っ青な背景が印象的な明るいトーンの絵になりました。 図書館で出版年度の古い美術全集と新しいものを比べてみても違いは歴然としています。 ただし、版権の関係から比較的新しい本でも古い修復以前の写真を使ってある本もあります。

トピ内ID:4838003248

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昔の修復と今の修復は違うらしい

041
ぶらり旅好き
昔は修復家の生きた時代や解釈が加わっていたらしいですが 現在は科学的知見と当時の色使いの解釈などに沿って オリジナルに限りなく近づけるのが修復家の仕事らしいです。 美術館の人が言ってましたが 「展示して皆に見てもらう以上は劣化は避けられない。 しかしそれをいかに劣化させないか。そしてオリジナルに近い 状態で将来の人に見せるのがわれわれの仕事だ」だそうです。 蛇足ですが、美術のうんちくのさわりとかでしたら 漫画「ゼロ A MAN OF CREATION」なんか見ると楽しいですよ。

トピ内ID:4475149392

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レスありがとうございます。

🐧
うお座 トピ主
>ラピスラズリのブローチが時間が経ったら色があせたという事がないように、鉱物系の絵の具の色は変わらないと思います。 なるほど。 350年前の絵の具が今も変わらず発色をしてるんですね。 画家が見ていた色と同じものを私も見てるなんてドキドキします。 実は私も趣味で楽器を弾くのですが、 クラシック(古典という意味ですが)音楽には オリジナルの音源が無いものがほとんどなので、 逆に解釈の多様性というものがすんなりと受け入れられるんです。 誰がどんな演奏をしようがオリジナルは「楽譜」という形で ずっとあり続けるわけなので。 (前提である楽譜そのものが自筆譜であるのか?は別問題として)。 ただ、絵画はオリジナル1点しかないので、それを修復するのは、 例えばバッハの自筆譜に手を加える、みたいに思えたのです。 でもみなさんのレスを拝見して、 また違った視点での楽しみ方もあるのだな~と思った次第です。 ご紹介いただいた書籍、読んでみたいと思います。 ありがとうございました。

トピ内ID:8121976153

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もう見ておられないと思いますが・・・

041
フェイク
トピ主様へ 2010年3月9日 20:13のレス拝見しました。 私は音楽家の精神が演奏家を通じて必ずよみがえると考える者です。 モーツアルトの音楽が、オペラであれ、交響曲であれ、ピアノ協奏曲で あれ、モールアルトであるのが変らない様に、演奏家による解釈の違い が多少存在するとしても、それらを総体したものが、モーツアルトである と思うのです。 そして、演奏家を通じて、その音楽を聴くものにも、音楽家の精神が必 ず伝わると思うのです。 ベルリオーズを聴いて「この人はなんて深い闇を見つめているのだろう」 と思いました。 ベートーベンが、耳が聞こえなくなって来て、蓄音機に噛付いて作曲をし ていたと知って「そこから第5番の激しさが出てくるのか」「それにしては あの9番の第2楽章の美しさは何なのだろう」と考えたりしました。作曲と 耳が聞こえなくなる時間の前後まではわかりませんが、ベートーベンの中 に一貫してあったものと理解しています。 私は一聴衆に過ぎませんし、理解も稚拙だと思っていますが、音楽家と 私の精神の共鳴の結果と受止めています。

トピ内ID:5164033459

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