今から10年ほど前に、日能研の教科書に使用されていた物語の結末が知りたいと思い投稿させていただきました。
その文章は、概ね以下のような流れでした。
「寒い・・・」
ストーブに入れる灯油が切れてしまったので、私はそれを買うために外に出ていた。
しかし、何もこんな日に外に出ることはなかった。
出がらしのお茶を飲んで、家で毛布にくるまっていればよかったのに。
そんな時に、デパートの明かりが見えた。
まぶしい光、それに照らされるように様々な服や装飾品が並べられていた。
そして、売り場にある手袋が目に入った。
500円……今の私の手持ちでもギリギリ買える。
でも、これを買ってしまったら灯油の代金が……
そういえば、今日は私の誕生日だった。
誕生日にこれくらいの贅沢、したっていいんじゃないか。
「・・・これ下さい」
「お買い上げありがとうございます!」
帰り道、私は灯油を買えなかったことに少々の罪悪感を感じていた。
しかし、それよりも温かい手袋を買えたことの充足感が強かった。
しばらくして家に着いた。そこには、先に帰っていた夫がいた。
「灯油は?」
「買わなかったわ。その代わりにに買ったのが、この手袋。」
夫は呆然としていた。
「灯油もなしに、この冬をどうやって越していくつもりなんだ!」
「なによ!貴方がマトモに稼いでくれないからでしょう!」
「やっているじゃないか。僕はお金を稼いで君に渡しているじゃないか!」
「あなたの稼ぎなんて、灯油を買う代金にしかならないじゃない!」
バシッ
夫の平手打ちが私の左頬に命中した。
こんな話だったように記憶しています。
この文章に心当たりのある方は、どうぞご一報ください。 宜しくお願いします
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