だいぶ前の話ですが、友人らとある湖の近くの宿に泊まった時の話です。防災の日と言うことで夕食後に避難訓練が行われ、宿のスタッフが中庭に集まった宿泊客に色々説明した後で「このホテルは頻繁に出ます」と話して〆ました。
私はそういうことは一切信じていなかったので、受けねらいの戯言と無視。深夜1時過ぎに友人が大きな声で「誰だ!」と叫んだので飛び起きると、彼が震えた声で「ウトウトしていると廊下をピチャピチャ歩く音が聞こえ、この部屋の前で止まった。目を開けると闇の中に人影があった」とのことでした。夕べの話を信じて夢を見たのだろうと、なだめて寝かせてから自分の布団に戻りました。
その30分後、生まれて初めての金縛りに遭遇。しばらく後に金縛りが解けてから、一体今のは何だったのだろう。そうか、俺も今日は疲れているから、全身の筋肉が硬直したのだと言い聞かせて再度就寝。
再び金縛りに遭遇。二度目と言うことで少し落ち着きながら、辛うじて動く目だけを動かしながら解けるのを待ちました。廊下を誰かが歩く音が聞こえ、この部屋の前で止まるのがわかりました。先ほどの友人の話とほとんど同じです。すると暗闇の中、誰かが私の胸の上に載っているような重圧を感じると共に影のようなものが見えました。これは夢だと言い聞かせて目をつぶってやり過ごしましたが、とても時間が長く感じられました。
金縛りが解けた後に上半身を起こして窓の方を見ると、そこには子どもの顔が一瞬見えたような気がして、恐くなり、友人らを起こしてトイレに行き、その後は朝まで旅行の計画を話して過ごしました。
朝になって宿のスタッフに夕べの話をすると「あなたの部屋は何号ですか?」と訊かれ、答えると「避難訓練の際も言いましたが、あなたの泊まった部屋が一番多く出るんですよ」と驚くこともなく一言。
毎年9月1日が近づくと思い出す恐怖体験でした。
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