子供の頃から大切にし、長く床の間に置いていた絵本がありました。
2006年の12月、従妹に用事があり、初めて家に行った時、その絵本と別の装丁本のシリーズ、40冊程度(全て私の本)が置いてあるのに気づきました。
その時、従妹は(5~7歳上、当時30半ばで年少未満の育児中。従妹の夫と会うのは2度目)「(私)が子供を産んだら返すね」と言い、
その頃の私は10年くらい実家を離れており、彼女がうちから持ち出した経緯を聞く余裕もなかったので、違和感と不快感があったものの、何も言いませんでした。
その日は食事に行きましたが、彼女の夫が話すばかりで、後で気分が悪くなるほど、お酒を威圧的に勧められ、妙なわだかまりができました。
その後、その人間関係に繋がった出来事に悩まされ、1年ほど前、これまであった色々な記憶が繋がり確認をするため、送料を渡し、本をすべて戻すよう連絡を取りました。
戻ってきたのは、3割程。本を入れてあるケースは、セットの物と別の物で、補修はちぎれたガムテープ。冊数を指摘すると借りた本の一部は捨てた。後は私の父方の親戚にあるのでは?と、完全に責任転換。
彼女には、進学・就職・個人的な付き合いの相談は、これまで殆どしていません。
幼いときにされた恐怖心につながる話を誰にも言わず、信じ、姉のように慕っていました。
平静に思い返すと、私の両親が彼女や彼女の家族に向けた愛情と同じようなものを、私が鈍いのか、彼女の両親や彼女から感じたことはなく、力を注いできたことで得られるものをさらっていくことに寂しさを感じます。
戻らなかった絵本(今は絶版)を駅で偶然見かけ、触れたとき、存在することが空想ではなかった事に嬉しささえ感じました。
今は、持ち出されたことを悔いています。物心がついてから初めて贈られた本で、本来うちで継ぐものだから。
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