祖母に育ててもらいました。
15年前の20歳の時、祖母が亡くなりました。
祖母は素敵な人でした。
祖父を早くに亡くし、女手一つで子供二人を育て、そのうちの一人が私の母ですが、母は離婚後すぐ病床に伏し、祖母が私を引き取る時、どんな気持ちだったかは今でもわかりません。
昭和一桁の強さでしょうか、私は淋しいと思うことが一度もありませんでした。
お弁当は茶色、晩御飯も茶色。
それでも恥ずかしいと思うことなく、茶色いおかずは美味しいと豪語していた気がします。
春休みや夏休みなどの長期休みの最後の日には、少し高いファミレスに連れて行ってくれました。
そして「明日からまたがんばろうね」と言って笑う祖母の顔と光景は、とても鮮明に記憶に残っています。
私が高校三年生の時、祖母が大病しました。
その影響から、だんだん話すことが難しくなりました。
最期の数か月、祖母は人が変わったようにお風呂も入らずに寝てばかりになりました。早く祖父に会いたいと言っていました。
思い出せば、あんなことがあった、こんなところに行った、何を話した、これが好きだった、決して思い出は暗いものではなく、むしろキラキラしています。
でも、そこに声はなく、また、思い出せません。
「じいちゃんに、ね」
という掠れた声は覚えているのに。
もし願いが叶うなら、祖母にもう一度、明日から頑張ろうねと言ってほしい。
昨日祖母の夢を見たので、ここに吐き出させてもらいました。
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