私の両親(80代後半)は、介護サービスのサポートを受けながらですが、今も夫婦二人で暮らしています。
母に比べると、まだ余力のある父が主夫となって頑張っていて、娘の私は定期的に実家に寝泊まりし、二人の生活を支える係に徹しています。
父は台所に立ち調理もします。
お肉をヨーグルトに付け込んだり、ブロッコリーやジャガイモを茹でたりと、なかなかなもんです。
でも最近、あららと思う場面が増えました。
冷蔵庫の閉め忘れ(入れたものが出っ張っている)、水の出しっぱなし(レバーを最後まで押していない)、ガスコンロの消し忘れ(弱火のまま)などです。
気づいたときは、その都度
「お父さん、マジ、ヤバいって。一回一回、確認しないとだめだよ。水とガスコンロは本当に大変なことになるから。ニュースでよく話題になるでしょう?気をつけないと。何かあってからじゃ遅いから」
と、顔でやさしく、口で厳しく注意しています。
「その通り。すみません、今後気をつけます」
ちょっとしょんぼりの父。
そんなことが続いたある日、
台所で父が「これは何だったかな?何を作ったんだか、それすら忘れちゃったな。まいったな」と舌打ちしているので、
「お父さん、またあ?今度は何よ~」と父の手元を見てみると、
ラップがかかったお皿が一枚。
「なんだこれ?」
中には得体のしれない、しなびた黒いものが。
ああ。
それ、私です。
二日前の晩、レンチンして、レンジから出し忘れた『蒸しナス』です。
なんか一品足りないな…と思いながら、すっかり抜けていました。
「吟子、マジ、ヤバいって」
父はそう言い
「って、一度言ってみたかったけど、ナスごとき、そんなにヤバくないな。これ、まだ食えるか?」
と匂いを嗅ぎました。
食べられません、スミマセン、お父さん。
タイトル通りです、ほんとに。
謝りました。
「日々偉そうにすみません」
娘より
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