一昨年、咽頭がんが見つかりステージ4。声帯摘出の手術を受け声を失いました。手術後ICUで目を覚まし、看護師に声を掛けられ、「手術終わりましたよ、目さめましたか?」その問いにもう答えられない自分に気づきました。声が出ない…、その時は痰がからみ苦しくて、でもこういうこと?と思ったのを覚えています。ICUには1週間ほど、いろんな管に繋がれて身動きが取れず、生き地獄ってこういうことなんだ、と思いました。一般病棟へ帰ってきても食事は鼻から管で栄養剤。ただただ苦しい日々でした。
でも1か月も過ぎるころ、鼻の管も外され、自分で水を飲めるようになり、少しずつ普通の生活に戻ってきたかのようでしたが、手術のため歯を13本も抜いたため、まともな食事はできません。入れ歯を作ってもらったけど全然合わなくて半年以上苦しみました。おいしいものを食べるのが何よりの楽しみだった私は失望のどん底。でも退院して落ち着いたころかかりつけの歯医者で、入れ歯を作り直したのです。はじめは違和感があったものの、けっこうわがままを言って、調節してもらいせんべいや肉などまで食べられるようになったのです。
そうして咽頭がんの手術から1年半たった春、今度は食道がんが見つかりました。早期発見だったので内視鏡手術で済みましたが、検査で何度も内視鏡を口から食道へと通されるたび、苦しいの何のって、もう殺してくれって何度も思いました。
もう63歳、人生一度きりしかないから楽しもうというけれど、人生なんて一度でたくさん。これからも癌の飛び火を検査しながら生きてゆかなければならない。
その前に5年ほど前から母は重度の認知症で専門の病院へ入院中。今はコロナの影響で面会禁止。老い先短い母と癌の再発におびえる娘、幸せってなんだろ。どうやったら見つけられるんだろ?自問自答の日々です。
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