既婚女、50代です。
「発達障害」の特性が世に知られるようになって、兄弟それぞれ思うことがあり、診察を受けたのだと思います。兄はADHD、弟はアスペルガー症候群と診断されました。二人とも仕事を持ち、家庭では良きお父さん、良き夫です。
母は10年ほど前、体の不調から脳神経外科と心療内科で診察を受け、その時ADHDであることがわかりました。私が付き添いました。先に兄弟がわかっていたので予期していました。でも「お母さん、なんか今までごめんね」と涙が出ました。私の変化はそこからです。
父は診断こそ受けていませんが、気質、行動から間違いなくADHDです。
私は物心つく頃からずっと思っていました。
「うちはなんでこんななんだろう」と。
父の機嫌を取り、部屋を片付け、夜、お米を研ぐ毎日。
「あんたのうちはいつも散らかってる」
「あなたのお母さんはいつも遅刻」
確かにその通りなのですが、そんな風にありとあらゆる文句を言われ、私はうちでも外でも絶えず怒りと悲しみに襲われました。苦労の連続でした。兄弟に、特に母にいつもガミガミ言っていました。
発達障害の特性を理解した今、昔を振り返ってみると、すべてのことが「そりゃそうだ」と腑に落ちます。
崩壊していたと思っていた家族ですが、今、不思議と仲良くやっています。それぞれが家を出て距離を置いたことも、発達障害がわかったことも大きいです。
母は亡くなりました。思い出すのは優しいところばかりです。
残された父も高齢になり、何かあるたびに「ありがとう」と言ってくれます。
こんな書き方をすると叱られますが、家族でまともなのは私だけと思いあがっていました。
でも本当は欠けばかり。聴覚過敏で過度に繊細、パニック症候群。内向的で人の輪に入れない。書いたらきりがありません。
こんな私を受け入れてくれていたんですね。
家族、ありがたいです。
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