これまで、色々な本や映画の中で、私にとって「師」とも言える登場人物に出会いました。
ファンタジー『ナルニア国物語』の中の『銀のいす』に出てくる泥足にがえもん。
「あたしはせいぜい一番悪いことを知って、それを我慢しようって男でさ」
「太陽も緑の木々も、アスランその方でさえ嘘っこであるかもしれませんさ。でも、それでもあたしはその嘘っこの方がここにある真実よりも大事なものだと思いますのさ」
瀬田貞二さんの訳す日本語は、古風ですが品があってとても好きです。
(記憶に頼っていますので、正確ではありません。以下の引用も同様です)
ペシミスティックなにがえもん。でも、誰よりも強く、希望を捨てない人です。
そして、やはりファンタジー『ホビットの冒険』『指輪物語』の魔法使いガンダルフ。
『指輪物語』で、主人公が、敵方と通じた人物を「殺しておいてくれればよかったのに」と言う場面で
「生きている者の中には死んだっていいやつがいる。死んだ者の中には生きていてほしかった者がいる。もしあんたが死者に生命を与えられないのなら、どんなやつにせよその死を願うものではない」
また、映画『ホビット』で、主人公が剣を与えられたとき「私には人を殺す勇気はないと思います」と言ったのに対し
「人を殺すには勇気はいらぬ。命を助けるときに勇気が必要なのだ」
このことばは、小説にはなかったと思います。映画オリジナルでしょうか。
ホビットの家で、大いに飲みかつ食べるガンダルフ。とてもいいです。
また、上橋菜穂子さんの『獣の奏者』の終わり近く、主人公が息子に言うことば。
「かあさんね、そういう人になりたいの。松明の灯を手渡していける人に」
光をつないで周りを明るく、あきらかにしていける人になりたい、ということばでした。
物語の中で「師」に出会ったことのある方はいらっしゃいますか? 教えていただければ嬉しいです。
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