地方住まいの還暦の女性です。
一年前の今日、母が90歳で亡くなりました。
家庭よりも仕事、仕事が自分のアイデンティティという、戦前生まれには珍しい人でした。
幼い頃には愛情を注いで貰ったのですが、母と私の両方にとって不幸なことがあり、大学入学と共に地元を完全に去るつもりでした。
ところが、諸々の事情でそうは行かなくなり、心身共に無理をした結果、私は鬱病になりました。その副作用的な症状は、どういう訳か今に至るまで消えません。
精神科の医師からは、「あなたのお母さんは強烈だからなぁ。
子供の意思を考えずに、、。」
と言われ、母との葛藤が病気の原因と言われました。
その後、ほぼ諦めていた結婚をして、子供も授かりました。
その後徐々に母はかつての頑固さをなくし、丸くなっていきました。
そして、私の方が家事や通院などの世話をするようになりました。
自分自身が母親になってみて、多忙な仕事をしていた母が、喘息でなかなか眠れない私の横で川の字で寝ていて、どんなに大変だったろう、と思ったりしました。
大学の頃、バイトをする、と気軽に言うと、真剣に勉強して欲しくて大学に行かせてるんだから、と言われ。
お堅い母らしいな、くらいしか当時は思わなかったのですが。
たとえ、私が願う通りの愛情表現はなくても、晩年、すっかり
丸くなってからの母に、もう少し優しくしてあげたら良かった、と思います。
戦争をくぐり抜けてきた母と、高度経済成長期に育った私では
感性が違うのも当たり前で。
それでも、ボタンの掛け違いのようなものがなければ、私達も仲の良い親子になれたのかな、と一年経った今、頻繁に考えます。
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