私(60前半、妻)は数年前に母を、そして去年父を見送りました。
私たち夫婦は、昔からキャンプが好きです。介護があったためここ数年は断念していましたが、先日、休養も兼ねて出かけてきました。澄んだ川のほとりにあるキャンプ場です。
私の心に残ったことをどなたかに聞いてほしいです。
朝、テント横に止めた車で、物を出し入れしているとき、
黄緑色の大きなトンボ、子供の時に見たきりの、ギンヤンマが飛んできて車の中に入りました。迷い込んだというより、すっと乗り込んできて後部座席に止まったのです。ほんの数秒じっとして、すっと去っていきました。これだけではありません。
その日の夕方、私たちは山里のスーパーに買い物に出かけました。
私が入り口ドアを開けたときに、今度はさらに大きなトンボ、黒と黄色模様のオニヤンマが入ってきました。一緒に買い出しに来たような感じです。
店員さんが異変に気づき、裏から網を取ってきました。私が「あっちです」「こっちです」と居場所を知らせ、店員さんは追いかけました。オニヤンマは逃げますが、なぜか私の近くに戻ってくるのです。まるで白い虫取り網が私を捕まえるように向かってきて、なんだか楽しかったです。そうこうしているうちに店内のどこかに消えました。嘘みたいに消えました。
一連の騒動を静観していた夫が帰りに
「あれは、睡蓮の親父さんとお袋さんだよ、たぶん」
と言いました。
正直に言うと、今回のキャンプは気が乗りませんでした。
私は両親のことが大好きでした。
「愛していた人を失うと見る景色が変わってしまう」と聞いたことがありますが、私も世界が変わってしまいました。悲しみも癒えません。今までなら、火起こしでもなんでもするのに、気が付くとただぼーっと立っているだけでした。
夫曰く、「トンボは良い知らせ」らしいです。
そうだといいです。
同じような経験あればぜひ教えてください。
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