突然心の奥に残っていた記憶がよみがえりました。
私は空気の読めないタイプで友達と遊べず一人でいるのが好きな子でした。
彼はか細く病気がちで”糸こんにゃく”と呼ばれてのけものにされていました。おとなしくてあまり話をするのも見たことがありませんでした。
苛められて砂場で泣いていた彼に私は声をかけました。
初恋だったのかもしれません。
特に仲良しというわけでもないけど気になる・・・そんな関係が中学1年まで続きました。
向こうから声をかけてくれることは少なかったけど、私が近づいたらだまってにっこり笑ってくれました。
でも、友達とかかわるのが苦手だった私は接し方が下手でした。
うしろから突然脅かしたり、”あっかんべー”と書いた手紙を渡したりしたこともありました。
彼がからかわれているので文句を言って逆にからかわれるネタを与えたこともありました。
中学入学前に彼の家の前を通りかかったらお父さんに制服の写真を撮ってもらっていました。
私は似合うなって思って小さく手を振りました。
お父さんが「友達?一緒に撮る?」と訊ねたら彼は「撮らなくていい」と言って家に入ってしまいました。
中学1年の二学期、彼は学校に来なくなりました。
私は気になって彼の家の前でウロウロしていました。
彼は窓から私を見たと思います。
お母さんが出てきて「転校する。アナタに苛められたことも原因の一つ」と言われました。
しばらくして家族で引っ越していったらしくその家は無人になりました。
私は仲良くしていたつもりだったのに、苛めていたって思われていたことがすごくショックでした。
苛めていたつもりなんて本当にありませんでした。
彼は今でも私のことを恨んでいるのかなって思うと辛いです。
忘れていたことを思い出すのはどんな意味があるのでしょうか。
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